第18話

#17 涼介の気持ち
1,070
2022/04/14 03:53
☆涼介side☆


俺は自分の部屋へと戻った。
うすうすは俺も感ずいてた。



吉永自身踊りたい人がいないのだから
生徒会がそういったら そうなるんじゃないのか。
ってことが……



それが現実になってしまうと、俺自身 かなり傷つく。




俺だって……誘っていれば。
誘っていれば……吉永が俺のこと選んでくれたかもしないって。



俺もまた自分のベットの上に寝て、
仰向けになり、悩み続けていた。
悩んでいるだけではことは解決しないというのに。



バタン



涼介「お、大ちゃん!」



大貴「山田がグランドに行ってないとか珍しいね」



涼介「そうかな……」




大ちゃんはロフトのところから俺のほうへ話しかけてくる。




大貴「山田、最近変わったよな」



涼介「はぁ!?」



大貴「あなたちゃんが来るまではサッカー一途だったでしょ」



涼介「そんなこともないと思うけどなー」



大貴「山田さ、、、あなたちゃんに恋してるでしょ」




一瞬、心がびくっとした。


それは俺だってわかってる。
けど……本人にはまだ伝えていない。
吉永はまだ好きな人って言うヤツがいないみたい。
だからそのままでいようと思っているのに。。。




涼介「はぁ?何でだよ!!」



悩んでいた俺の顔が、急に焦ったものへと変化。




大貴「だって、そうだろ」



涼介「そうだけどさ……。吉永は友達だから」



大貴「友達か……。そうは見えないけどな」




俺は再び、ベッドの倒れ、悩み続けた。




わかる人にはわかるらしい。
俺の態度。
俺はいつの間にかサッカーよりも吉永を選ぶようになったのかな?







☆北斗side☆


放課後。
俺は健人君の部屋に来ていた。




北斗「ホントに……2人、2人一緒になるのかな〜〜?」



健人「きっとなるだろうな」



北斗「なんでそんな平気なんだよ!」



健人「そんなん言われても……」




とにかく俺はあなたちゃんが風磨君とやる。
それが一番 悔しかった。



きっと、なにがあってもあのままになる。
俺は、そう思ったから。いやそう思ってしまったから。




そんな俺を健人君は何度も何度も励ましてくれた。

プリ小説オーディオドラマ