第66話

《番外編》未来の結婚式
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2023/08/01 11:39







___1年後











米澤「かとちゃん!はよしてや!式場どこかわからんで?!」



加藤「待って米ちゃん!トイレしたら手くらい洗ってよ!」










白浜「ふふ、紗枝さん緊張してる?」



畑野「そりゃしますよ!さっきから心臓が出そうで出そうで、」



寺崎「私も緊張してる、娘を見るような感覚だわ」










佐藤「どんなドレス着るんだろうね、楽しみだね」



江口「んな。あの人なら派手そうなの選びそうだけど」











立花「あぁ!私もあそこに早く立ちたい、!!」



小森「感慨深いですねぇ、あの2人が結婚なんて」














「ではここで。新郎新婦の登場です」










教会の中は白く、美しい。

館内に重い扉が開く音がした






わぁっと一気に歓声が広がる



白いドレスは膝上まで上がっており、肩がガッツリ空いている可愛らしい、あの子らしいドレス















2人がお互いを見つめあった後に1歩ずつ前に進んでくる







その時ガチャっと反対側のドアが空いた












米澤「ちょっ、萱島さん達遅い!!
もう"明石さん達"入ってきてるで!?」



『ほんっとにごめんなさい!この人が寝坊するから!』



萱島「はぁ?昨日はあなたからあんなに」『うるさいうるさい!早く座るよ!』



玲奈「ちょっとー!私の晴れ舞台なんですけど!!」



明石「ほら玲奈落ち着いて」











そう。今日は玲奈ちゃんと明石さんの結婚式

私たち5号車のみんなもご招待されたのだ









玲奈ちゃんらしいドレスですごい可愛い

隣にいる紗枝ちゃんの目もうるうるしてるし白浜さんも手で目頭を拭っていた









『綺麗だね玲奈ちゃん』



萱島「あぁ。明石もいい顔してる」










あの日。蓮見先生や政府の力のおかげで隕石の軌道を変えることができた



私たちはスイスに向かわず東京で1年間生きていた








私は親と縁をしっかり切り萱島さんと同棲中です

右手は未だに震えるけど、1年前よりかは全然良くなってる。仕事にも支障が出ないし
しっかりとアパレルの仕事を続けている












萱島「次は俺らがあそこに立ちたいな」



『…へっ!?』



米澤「ちょ、あなたさん静かにしとって!今から俺の5号車代表スピーチやから!」



『あ、ごめんなさい!ちょっと!』



萱島「くくっ、顔あっか!」



『直哉、、くん…』



萱島「おぉい!そろそろくん呼びいいから笑」



白浜「相変わらず仲良いですね」



畑野「えぇ微笑ましいです」










ニヤニヤしてる直哉くんに1発入れると料理が運ばれてきた


どれも綺麗で美味しそう








『いただきます』



萱島「ん、フォーク貰ってきた」



『あ、ごめんありがとー!』



米澤「やっぱり萱島さんやるなぁ!」



加藤「気が利く男ですね。見習いたいです」



萱島「うるせーうるせー」



『そうなんです!この人優しいでしょ?』



萱島「黙って食え」











相変わらず優しい直哉くん
付き合って何年経っても変わらない


1年目?かな付き合って

結構喧嘩も多いけどその分仲直りするスピードが早い








畑野「あっそうだ。今度私達江ノ島に行こうと思うんですけど2人も一緒に行きません?」



『えっ、行きたい!直哉くんいいでしょ?』



萱島「あなたが言うなら」



白浜「んじゃ休み合う日にしよっか」



『やったー!何着てこ〜』



畑野「あなたさん今度の土曜日一緒にお買い物行きません?」



『いいね行こっか!駅前に新しく出来たモールにしない?』



畑野「私も気になってたんです!」



萱島「なーんか女性陣盛り上がってるけど。俺らどうする?」



白浜「俺らも荷物持ちで参加しましょうか笑」










とこんな感じで4人で出かけることも多い

料理を食べ終わると玲奈ちゃんがマイクを通して声を出していた








玲奈「写真!撮るよー!!最初5号車のみんな集まってくださーい」



『写真だって!直哉くん行こ!』



萱島「今日ヒール履いてんだから怪我しないように気をつけろよ?」



『はーい』









玲奈ちゃん達の元へ行くと5号車のみんなが続々と集まってきてる

女性陣が前
男性陣が後ろに並ぶ

近くで見るとより玲奈ちゃんが素敵に見える









『玲奈ちゃん!ほんとにおめでと!めちゃくちゃ綺麗!』



玲奈「ほんと!これ玲奈が1からオーダーして作って貰ったんだー!」



佐藤「素敵です」



畑野「小春ちゃんのドレスも小春ちゃんらしくて好きだったなー」



『やっぱりドレスって個性でるよね』



玲奈「畑野さんのもあなたさんのドレスも楽しみだなぁ」



畑野「わ、私なんて!そんなまだまだ」



立花「ちょっとー私も居ます!!」



白浜「男性陣並び終わりました!」



寺崎「こっちもOKよー」









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