第69話

《番外編》萱島直哉パパになる
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2023/08/06 02:06




あなたside










今日は土曜日
直哉くんは午前中お仕事で私は1日お休み


好きな音楽を聴きながら部屋の掃除をする
直哉くんが帰ってくる前に洗濯物も干さないと










ブーッブーッ







誰だろ。ポケットの中に入っているスマホを取り出すと江口和真の文字が映し出されていた


江口くんだなんて珍しい。何かあったのかな、?








『はいもしもし篠宮です』



江口「あ、もしもし篠宮さん?和真です。急に電話しちゃってすみません!今大丈夫ですか?」



『大丈夫だよ!どうした?なんかあった?』



江口「あの、ちょっと頼みたい事があるんですけど」



『何でも言って!』



江口「最近小春が子育てで色々気疲れしてて、今日はリフレッシュの為に出掛けようと思ってるんですけど」



『子育て大変だもんねー、わかるわぁ、』












お母さん達居ない時
凛は赤ちゃんだったから夜泣きもオムツの履き替えも私がやってたし


拓哉達が小さい頃に中学生ながら色々やったものだなぁと思い返す














江口「実家に詩織を預けようとしたんですけど、今日に限って両方家に居なくて、半日だけでいいんで詩織のこと面倒見て貰えませんか?明石さんの結婚式の時も篠宮さんに1番懐いていたので、」



『私は全然いいよ!直哉くんも大丈夫だと思う
半日じゃなくて今からでも全然大丈夫!』



江口「ほんとですか!?すみません、助かります
後でもう一度連絡します!」



『はーい』












小春ちゃん達の赤ちゃん" 詩織 "ちゃんを1日だけ預かる事になったので

大急ぎで掃除と洗濯物を終わらせようと思います









お昼ご飯何にしようかな〜

1歳って事はリゾットとかなら食べれるかな?あまり味は濃くしないで

スマホで
赤ちゃん 1歳 食事

と検索してレシピを考える


後で足りない材料直哉くんに送っとこ












\ピンポーン/



『あ、来た!はーい』








さっき小春ちゃんからLINE来てたから
今のチャイムは小春ちゃん達だろう

急いで髪をシュシュで括って玄関に向かった












ガチャ





佐藤「あっあなたさんこんにちは
今日はすみません」



『小春ちゃん達やっほー!全然大丈夫!気にしないで2人で楽しんできてね!はい中入って入って』









江口くんに抱っこされてる可愛らしい赤ちゃん

おっきくなったなぁ、玲奈ちゃん達の結婚式から半年でこんなに大きくなるのか















佐藤「これ詩織が好きなおやつとおもちゃです
あと紙パンツとかいろいろ持ってきました」



『うん!ありがとー!んじゃ何かあったら連絡するね』



佐藤「すみません、ほんとにありがとうございます」



『全然いいよーお母さんには休息の時間も大事だからね。んじゃ江口くん小春ちゃんを頼んだ!』



江口「はい!ありがとうございます!」











詩織ちゃんは私の腕の中できゃっきゃと笑ってる間

2人には出ていってもらった












『詩織ちゃん!アンパンマン好きー?ほらテレビ見てみて!』








テレビにアンパンマンを写し出すと詩織ちゃんはもう釘付けらしい

その間に角がある机とか棚を移動させる









あ、直哉くんに食材送るの忘れてた。送っとこ

今日は詩織ちゃんも食べれるほうれん草とコーンのクリームリゾットを作っていきます!


私と直哉くんのにはもう少し味を濃くしてチーズと玉ねぎ、ベーコンも入れちゃお












『詩織ちゃん楽しいねぇ〜』



詩織「たのし!」



『かわいいぃ!!』










1歳半となるとそれなりに言葉も喋れるわけで。
1番可愛い時期だよ、これぇぇ、




もうちょっとで直哉くん帰ってくるかなぁ

江口くん直哉くんに連絡したのかな、?
あれ。もしかして伝わってなかったりする?











ただいまーという直哉くんの声が玄関から聞こえてきた










詩織「ぱぱ!」



『ふふ、ごめんね詩織ちゃんパパじゃないよー』



詩織「ぱぱ、ないない?」



『うんパパじゃなくて私の大好きな人!迎えに行こっか!』











詩織ちゃんを抱き抱えて玄関に向かう

直哉くん驚くかな










『直哉くんおかえりー!詩織ちゃんもおかえりーって』



詩織「おかえりー!!」



萱島「…え、夢?幸せすぎて死ねるんだけど。俺らいつの間に子供出来たっけ」



『何言ってんの笑
江口くんから聞いてない?』



萱島「あぁ。なんかLINEきてたな」



『一日だけ詩織ちゃん預かってーって』



萱島「あっ。この子詩織か!でかくなったな!?」



『半年でこんな成長するなんてビックリだよね』










直哉くんにしっかり手を洗ってもらって
詩織ちゃんと遊んでもらおうと思います

私はその間お昼ご飯作っちゃお









萱島「あぁ。すっげー可愛い。疲れ飛ぶわ」



『疲れてるのにごめんね、すぐ作っちゃうね!』



萱島「いや全然いいよ。なんか、この感じすげーいい」



『さっきから顔ニヤニヤしてるもんね』



萱島「うん幸せ」











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