自分が悪いと思っていてもやはり怖いものは怖い。
涙が溢れて止まらなくなってしまった。
私の涙を優しく拭ってくれる竜胆さん。
そっと抱き締めて背中を優しく撫でてくれた。
いつも以上に我儘な竜胆さん,何故…?
そんなに心配なのかなぁと思ったが機嫌を取るように私から優しくキスをする。
いつの間にか意地悪な竜胆さんに戻っている。
絶対嘘だ,!直ってる!!
チュッと少し長めに自分からキスをする。
竜胆さんと生活する中でどんどん彼の事を知る。
少し俯いて話し出す。
私が笑うと竜胆さんは目を見開く。
そっと竜胆さんの頬に手を重ねる。
わしゃわしゃと私の髪を撫でる。
ベットに座った竜胆さん腕を引き寄せられすっぽりと腕の中に収まる。
優しくキスをして眠りについた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。