米花町駅────
ガヤガヤ
呪術高専からここまでの電車にも何体か呪霊はいた。
他の都市とは比べることも出来ないほど、呪霊が多い。
ここは異常だ。
え?
え、ええ?、???
え?.........え?
初対面での一言目が、これはさすがの自分でも引くわ...
街が変わってるやから、子も変わっとるんか?
てか、不審者扱いされとんやん
この子は、アホなんか?無自覚天然なんか?
じゃ。と一言放ち、子供の頭に手をポンッと置き呪霊がよく出そうなところを探しに行った。
ちなみに、頭を撫でた隙に、その子についてる呪霊は全部祓っておいた。
それにしても、前世で何したらあんなに呪霊引きつけるんや?
呪霊より、人の方がよっぽど...
???side
たまたま、用があった店の帰り、全身黒服のメガネの人を見つけた。
声も中性ボイスなので、性別が判断しずらい。
ジュレイ?
英語か?それとも隠語なのか?
考え込むほど怪しさがまし、ひとまず興味本位半分でその人に近づいた。
黒服の人は近くで見るほど、容姿が整っている。
そして、
黒い服装について尋ねたが、綺麗に流され用があると言ってどこかへ消えてしまった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。