第39話

お互い
222
2021/02/19 17:26
テオside

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テオ
俺、じんたんのこと、好きだ
じん
っ、
言ってしまった。目の前のじんたんが戸惑っている。そりゃそうだ、男からの告白なんて嬉しくないに決まってる。不安でいっぱいだが、ほんの僅かな期待を抱き、じんたんを見つめ、
テオ
ごめん、引いたよな、
そう口にする。
肯定されたとしても、とにかく笑顔を作って絶対一緒に花火は見よう。そう思った。
すると、じんたんの微かに震えた声が返ってくる。
じん
っ、違う、!
じん
その、びっくり、して
じん
俺も、テオくんのこと、
じん
好き、だからっ
……花火が上がる2分前。打ち上がる瞬間を待つ人々と同じ、いやそれ以上に俺の頭の中はドキドキとワクワクでいっぱいになった。信じられない、じんたんも俺の事、?































気が付くとじんたんを抱きしめていた。

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