第38話

宝物
499
2023/12/09 15:00
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
🗡ブンッ!!
お父様は、まだ来ないの!?
_三月@みつき_ なのか
三月みつき なのか
ハァ…ハァ…💧
_星@ほし_
ほし
大丈夫、なのか?💧
ヴェルト
ヴェルト
不味いな…💧
_符玄@ふげん_
符玄ふげん
厄介じゃ💧
みんなの体力が限界に近い…
これからが本線なのに💧
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
神君!!
_神君@こうくん_
神君こうくん
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
みんなを守って!
_神君@こうくん_
神君こうくん
(_ _)コクッ
そういうと、神君は
とぐろを巻くようにして
星穹列車組と符玄殿を囲んだ
_符玄@ふげん_
符玄ふげん
これは!?
_三月@みつき_ なのか
三月みつき なのか
なに、なに、なに!?💦
_星@ほし_
ほし
神君?
ヴェルト
ヴェルト
庇ってくれたのか?
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
そこで体力を回復させることだけ
考えてて!!
_星@ほし_
ほし
一人で戦うの!?
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
私は、延長戦とか慣れてる!
私は、ポケットから小さな瓶を取り出し
それを懐に入れていたナイフに付ける
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
さぁて…実験はもうしたんだ…
君達にコレは猛毒だよ?(^^)
足に雷を纏わせ敵に向かって飛び出した







_景元@けいげん_
景元けいげん
随分と派手にやったね
将軍の視線の先では
体が少しずつ塵となって消えかけている
大量のレギオンと

その中でも他より一段とデカいレギオンに
背を預け座り込んでいる太医…景嵐の姿があった
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
…遅いですよ…将軍…
_景元@けいげん_
景元けいげん
すまなかった
将軍は、私の前に跪くと
優しい手つきで頭を撫でてくれた
_景元@けいげん_
景元けいげん
👋ナデナデ
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
…(・・)…(-_-)フゥ〜…
_景元@けいげん_
景元けいげん
立てるかい?
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
少し休めば
まだ、お役に立てます…

だから…
_景元@けいげん_
景元けいげん
君を置いて行く
選択肢はないさ(^^)
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
……(*^^*)ヘヘ…
ちょっと、やり過ぎちゃった
目的地についたら…起こして…
_景元@けいげん_
景元けいげん
あぁ、もちろんだ
父の優しい声を聞きながら意識を手放した…



_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
……ここは?…
「……景嵐……」
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
!?
この優しい声は…

忘れるはずがない…

大好きな人の声…

ずっと…もう一度だけでいい…

ずっと、聞きたかった声…
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
お母様?…
母
景嵐(^^)
ことには、昔と変わらない
優しい笑顔を向ける母の姿があった
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
お母様!(`;ω;´)
姿を目視した瞬間、迷いなく母へと抱きついた
母
大きくなったわね…
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
お母様(´;ω;`)
母
あらあら(^^)
そんなに泣いたら
可愛い顔が台無しよ?
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
お父様に会えました
母
知ってるわ(^^)
これまでを話した…

私の思うお母様の心残りのことも…

一人で生きようとしたことも…

今の私の夢も…
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
私…
母
よかった(^^)…
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
え?
母
ずっと、私の言葉に
縛られていると思っていたの…
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
母
“どんな人にも優しくあること”

守ってくれたことは嬉しいの
けどね、そのせいであなたを
苦しめているんじゃないかって…
好きなことが出来ないんじゃないかって…

けど…見つけたのね(^^)
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
!…うん!(*^^*)

今の私は、お父様の傍で
太医をしててね!
これでも凄腕なんだよ!
母
うん(^^)
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
最近では、いろいろな薬を作って
お父様や雲騎軍の役に立ててるの!
母
そうなのね(^^)

景嵐…
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
何?
母
あの時…私に刺したこと…
後悔してる?
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
それは……
母
母さんは、嬉しかったよ(^^)
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
え?
母
だって…
あの時のあなたの顔は…

私を開放すること…
自分の人生…

その事を覚悟を決めた
顔をしていたから(^^)
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
あ…だから…あの時…
笑ってたの?…
母
私の宝物…第好きな人との…
大切な子…

景嵐…景元様と
私のもとに産まれてくれて…
娘になってくれて…


ありがとう(*^^*)
そういってお母様は
私を抱きしめながら
私の腰にあったお父様の
剣の柄に手を乗せた
母
もう、良いわよ…
行きなさい…お父様の元へ
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
うん!

お母様!
母
_景嵐@けいらん_
景嵐けいらん
行ってきます!(*^^*)
笑顔で、お母様に挨拶して
私は、走り出した…

その先にはこちらへ背を向ける
お父様の姿が見える

もうすぐ、この場所から抜ける…
もう…お母様には会えない…

その時…微かに後ろから聞こえた気がする

「行ってらっしゃい」

その言葉を背に…私は、お父様の元へ走った

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