第36話

今も今までもこれからもずっと変わらず
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2023/09/08 12:00
花房 はなび
おはよー
水樹 あなた
おはようはなび
糸師 凛
花房 はなび
莉央は?
糸師 凛
まだ
花房 はなび
そう
保科 莉央
悪い待たせたー!
花房 はなび
お、きたきた
水樹 あなた
まだ時間になってないし大丈夫だよ
糸師 凛
莉央おせぇよ
水樹 あなた
こら
保科 莉央
ごめんごめん
花房 はなび
じゃあ行きますかー





体育祭から一ヶ月
私と莉央の交際は順調に行き
付き合い始めてから二週間後に初デートをした
結果は凄く良かった
そしてそれから
私たちはとあるテーマパークへ来ている
今日はあなたと糸師とでダブルデートなのだ




保科 莉央
凛!凛!スカイツリー!
糸師 凛
スカイツリーは東京だろ
保科 莉央
あれここどこ?
糸師 凛
千葉
保科 莉央
え?じゃああれは?
水樹 あなた
正直全然スカイツリーに見えないお城だね
保科 莉央
あれ城?スカイツリーっぽくね?
糸師 凛
違ぇだろ
糸師 凛
スカイツリーはこの前の練習試合の移動中に見たやつだ
保科 莉央
あーあれか
花房 はなび
莉央って成績良いのになんでアホなの?
保科 莉央
えー俺バカ?
花房 はなび
バカではないけどアホじゃん
糸師 凛
ただのガキだろ
水樹 あなた
元気がある…よね
保科 莉央
はなびは俺のそういいとこが好きなんだもんな!
保科 莉央
な!?
花房 はなび
うっさい!
保科 莉央
えーひど
糸師 凛
水樹
水樹 あなた
ん?なに?
糸師 凛
あれじゃねぇのか
糸師 凛
お前が言ってたやつ
水樹 あなた
どれ?
糸師 凛
あそこの…猫…か…?
水樹 あなた
あー!あれ!あれだよ!
水樹 あなた
糸師くんナイス!
水樹 あなた
はなび!ジェラトーニ!
花房 はなび
マジ!?
花房 はなび
私のジェラトーニ〜!
水樹 あなた
写真撮って〜!
保科 莉央
アイドルかよ
糸師 凛
あんな二足歩行の猫の何が良いんだ
保科 莉央
おいやめろよ
保科 莉央
猫は四足歩行のが可愛いっていう気持ちはわかるけどさ
水樹 あなた
写真撮ってきた
保科 莉央
はやいな
花房 はなび
よーしジェットコースター行くよ〜
保科 莉央
おー!
水樹 あなた
え…
糸師 凛
花房 はなび
いや?
水樹 あなた
嫌じゃないけど苦手です
保科 莉央
水樹のことは凛が全力で守るから大丈夫
糸師 凛
俺がかよ
保科 莉央
彼氏だろ!?なんてこと言うんだ!
糸師 凛
お前の感覚と同じにするな
花房 はなび
じゃああなたのこと守ってあげないの?
水樹 あなた
糸師 凛
糸師 凛
んなこと言ってねぇだろ
糸師 凛
さっさと行くぞ
保科 莉央
ツンデレかっ
糸師 凛
るせ
花房 はなび
よかったね
水樹 あなた
…うん





















































保科 莉央
りっ…りんんんっ
花房 はなび
あっはっはっは
糸師 凛
黙れお前ら
保科 莉央
いやいや
保科 莉央
凛の顔だけブレっブレ!残像っ…!
花房 はなび
隣のあなたはすんごい可愛いのにさぁー
水樹 あなた
カメラ見つけるとそういう癖つくんだよ
花房 はなび
モデルあるあるじゃん知らんけど
保科 莉央
つーか凛真顔でジェットコースター乗んの?ちょっとキモくね?
保科 莉央
お前の残像みたいなのが不快そうな顔してる
糸師 凛
俺がいつもそういう顔してるみてぇな言い方すんな
保科 莉央
えー事実ー
糸師 凛
黙れ
花房 はなび
次どうする?
水樹 あなた
私観覧車乗りたい
花房 はなび
あ…
花房 はなび
私高所恐怖症なんだよねー…
水樹 あなた
あ、そうなの?
水樹 あなた
じゃあやめと…
花房 はなび
いや!
花房 はなび
糸師と行って来なよ!私と莉央もなんか暇潰してるから!
花房 はなび
ね!莉央?
保科 莉央
おー行ってこーい!
水樹 あなた
いや…でも糸師くんが…
糸師 凛
…別に良い
保科 莉央
じゃ!
水樹 あなた
え…!?ちょっ…待っ…!
花房 はなび
いいじゃんか〜行って来なよ〜
水樹 あなた
はなび…!
花房 はなび
アンタら最近なんか距離感じるし良い機会じゃん
水樹 あなた
そういう問題じゃなくて…!
花房 はなび
糸師もまんざらでもなさそうだし行ってこいって
水樹 あなた
だから…!
糸師 凛
水樹
水樹 あなた
ぁ…
糸師 凛
…行くぞ
水樹 あなた
…はい
花房 はなび
行ってら〜
保科 莉央
はなび〜俺らは何する?
花房 はなび
なんでもー
保科 莉央
つーかさー
保科 莉央
はなびって高所恐怖症だったっけ?
保科 莉央
バンジーやりたいとか言ってたろ
花房 はなび
私だって空気を読むのだよ
保科 莉央
流石っす
保科 莉央
で、どうする?
保科 莉央
観覧車って待ち時間含めて1時間くらい時間いるよな?
花房 はなび
うーん
花房 はなび
一時間何しようか
花房 はなび
私ジェラトーニとジェットコースターのために来たし
花房 はなび
もうやることないわ
保科 莉央
じゃあメリーゴーラン…
花房 はなび
そんなメルヘンなとこ高1にもなって行かないからね?
保科 莉央
保科 莉央
じゃあコーヒーカップかゴーカートで
花房 はなび
よし両方行こう
保科 莉央
おー!
保科 莉央
あ!
保科 莉央
はなびはなび!俺あれ買ってきていい!?
花房 はなび
チュロス?
保科 莉央
お願い!
保科 莉央
はなびは先行ってていいからさ
花房 はなび
まあ良いけど
保科 莉央
じゃ!
花房 はなび





買いに行くのはいいよ?別に
ただ




花房 はなび
一人にすんなよ
















































花房 はなび





コーヒーカップって意外と並んでるんだ
てか莉央遅…




花房 はなび
はぁ…
ん?お姉さん一人?
花房 はなび
俺と一緒に乗んない?
今連れが違うとこ行っててさー
一人でコーヒーカップってなんかつまんねーじゃん?





いやそれなら違うとこ行けよ




だから一緒に乗んない?
一人同士さ
花房 はなび
連れを待ってるだけだからお構いなく
でも今一人じゃん
お姉さん可愛いし変な奴に声かけられないようにさ
俺と一緒にいた方が良いと思うけどなー
なんなら手繋いで恋人っぽく
花房 はなび
触んな気持ち悪い
あはは
ツンデレ?いいねー可愛いー
花房 はなび





メンタル鋼かよ
だっっっっる




どうせ彼氏いないんだろ?だったら俺が貰って…
花房 はなび





気持ち悪い




保科 莉央
俺の彼女に何か用ですか?
花房 はなび
は?彼女?
嘘吐いてんなよ通りすがりかなんかだろ
保科 莉央
は?喧嘩売ってんのか?買うけど
何言っちゃってんの喧嘩売ってんのはそっちだろ
嫉妬って見苦しいわー
この子俺の連れだからさ
保科 莉央
キモすぎ
保科 莉央
違うとこ行こうはなび
いや人の連れを勝手に…
保科 莉央
それ以上言うのは勝手だけど
保科 莉央
自分の身の安全も考えろよ?
保科 莉央
俺がお前と話してて冷静なのに感謝するんだな
保科 莉央
どこの誰だか知らねぇけど
保科 莉央
はなびがここまで嫌そうな顔してんのは初めて見たわ
保科 莉央
俺はこの子の笑った顔が好きだから
保科 莉央
こんな顔させるお前を許せる気しねーわ
保科 莉央
そろそろ手ぇ出しそうなんだけど
保科 莉央
いいよな?別に
保科 莉央
俺を怒らせたお前が悪いんだから
なっ…なんだよ!
ちょっとからかっただけだろ!
クソキモマジレス野郎が!
保科 莉央
花房 はなび
莉央…?
保科 莉央
ごめんはなび
保科 莉央
大丈夫だった?
花房 はなび
あーうん
花房 はなび
ただただキモかっただけだから
保科 莉央
全然大丈夫じゃねぇじゃん
花房 はなび





いつもは子どもっぽくて




花房 はなび
ううん





笑うと太陽みたいで




花房 はなび
本当は少し怖かった





犬みたいに元気があって




花房 はなび
でも莉央が来てくれて安心した





振っても振っても一途に想ってくれて




花房 はなび
ありがとう





私の為に本気で怒ってくれて




保科 莉央
…うん





誰よりも何よりも私を大事にしてくれる




花房 はなび
行こっか





最初はただうるさい奴だって思ってた
ちょっと苦手だったの
でも優しくて強くてかっこよくて
どんどんどんどん好きになっていった




保科 莉央
アイツマジで許さん
花房 はなび





そんなところが




花房 はなび
好き
保科 莉央
え!?今好きって言った!?
花房 はなび
は!?言ってない!
保科 莉央
絶対言った!今!
花房 はなび
言ってないから!空耳でしょ!
保科 莉央
いや絶対言ったから!
保科 莉央
はは!
保科 莉央
俺もはなびが世界一好き!
花房 はなび
人がいるからやめなさい!
保科 莉央
ごめーん!
花房 はなび
…っ





そんなところが
ずっとずっと
大好きだから




ゆらぎ
ゆらぎ
はなび&莉央編完結!
ゆらぎ
ゆらぎ
何度振られても折れない心が紡いだ結末です!
ゆらぎ
ゆらぎ
1章と2章の間の番外編的な感覚だったのに
ゆらぎ
ゆらぎ
もはやこれが2章みたいになってしまいました
ゆらぎ
ゆらぎ
そして!明日は糸師凛の誕生日!
ゆらぎ
ゆらぎ
明日の21時に2章のプロローグ公開します!
ゆらぎ
ゆらぎ
余裕があったら二章第一話も!
ゆらぎ
ゆらぎ
ぜひお楽しみに!
ゆらぎ
ゆらぎ
では次回お会いしましょう

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