第2話

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2024/03/18 13:00
< > … 無線

[ ] … 電話 





*
あー、暇になったなぁ……。
さっきまでしていたことが全て終わり、暇をもて余している。犯罪でもしようかなー、なんて考えながら、銀行やコンビニに強盗にいく気力が起きない。

警察も忙しそうだし、多分来ないと思う。そうなると、銀行の面白味がなくなってしまう。それに、あいにくお金には困っていない。
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今から大型するところないかな…
猟兵として、もしはいれたら、なんて思い、ギャングの名前しか登録されてない、電話アプリを開ける。

MOZUは、さっきやってた。警察署の前通ったときに、犯人はMOZUで~~、という声が聞こえた。

餡ブレラはもう数人が護送されてた。今はもう終わりかけだろう。

IRiSは多分人数的に無理な気がする。今日はハンさんと、ゆちゃさん、ゴンさんしかみてない。


じゃあ……ALL INか、…。
そうと決まれば、Mon Dを探すために、スクロールする。
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あった…
電話をかけ、出てくれるかな?と思っていると、ワンコールで出たため、少し驚く。
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[…もんさーん、今からなんか予定ありますか?]
もしもーし、と言い合い、用件を聞かれたため、気だるけな声で返す。

ちょっと待ってね、と言われ、近くにいるであろう、かなさんや、エスさんと話しているのが聞こえる。あー、メンツ強そうだし、私入れないかもなぁ。
mon
[アーティ一緒に来ル?]
猟兵と言うワードは出していないのに、察して、聞いてくれるもんさんに、やっぱりバレるな、なんて思いながら、ワクワクとした声で、いく、と返した。
mon
あなたは無馬についていっテ。
*
んー、はぁい
私の参加が突然だったため、やっぱりどこを担当するかは悩まれたが、なんか知らないうちにかなさんを守る…ことになったらしい。

もんさんに背を向けて歩こうとした時、一見冷たくも感じられるような日本語で、「がんばってネ、」と言われた。




*
んは、がんばろ。
あー、きっと今、私ノリノリだなぁ…。何て思いながら、頬の緩みをおさえきれないでいた。

あーあ、集中しなきゃなのに……、もんさんが珍しいこと言うから……。なんて、他のことを考えようとしても、うまく行かない脳が、いやしかたない、だなんて考え出す。いやでも、これって他のこと考えられるんじゃ、なんて思った瞬間に、もんさんの言葉が脳内でリピートされた。いくらもんさんが言ったと言えど、がんばれ、ぐらいでなんでこんなになってるんだ、私。


…ほんとに、このままだと、かなさんにも弄られちゃう。あの人こう言うの敏感な上に、弄るのも大好きなんだから…。




まぁ、その後かなさんの車に乗ると、案の定気付かれ、弄られた。
はじめての作品だし、自己満足だったのに思ったよりたくさんの人にみてもらえて嬉しいです…!

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