りっくん。ありがとう
じゃ後で
じゃあね
私はドアに寄り、沈むように座った
(退学って..)
(何で、..)
体操座りをし、私は顔を下に向けた
快斗〜
リビングからエイちゃんが呼んだ
ごめん!俺、ちょっと外出てくる
私は玄関からそう言い
何も返事を聞かずに出た
リクヲ来てたぽいね
だね
もしかして、それ聞いたかな..?
俺、りっくんのとこ行ってくる
ついでに快斗も探してくる
分かった
ちょっと待ってて
☆☆☆
(退学なんて知らないよ..、俺何も聞かされてない
なんで、、)
私は「コンコン」とノックをした
入るとそこには校長とヒカ先生がいた
先生
来ると思ってたよ
校長、どうしてですか
どうして、..退学なんですか..
これは、僕が決めたことじゃないんだ
え
彼らが決めたことなんだよ
そうなんですね..
僕達も止めたんだ。
でも、みんな揃って言った
僕としても5人は前からヤンチャだったけど、可愛かったからいて欲しかったんだけどね
でも、彼らの決断だから
応援するしかない
(みんな..)
先生、じゃあお願い聞いてもらっていいですか?
ああ、いいよ
☆☆☆
快斗
あ、エイちゃん
私は校長先生と話し、
戻ろうとした時
エイちゃんは壁によっかかっていた
特別室行こ
うん
え、何でここって分かったの
探してたら、そこで熱弁してる
快斗見つけた
見てた!?!
もう、酷いな〜
(思ったよりも元気そうだな)
視線を感じて見るとパッと目を逸らされた
何だよ
何て、こっちこそ何だよ笑
言葉が、男ぽくなってきたね
まあ、男子生活半年目だからなー
そんなセリフないからね?w
俺も初めて言ったよw
☆☆☆
(男子生活半年目?って..)
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。