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第20話

第18話 〜突如訪れる悲劇〜
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2024/05/05 15:00
亜嵐
それではこれより、新入生歓迎会パーティのゲーム、ビンゴ大会を開催します!
会長がそう言うと生徒会役員達が生徒全員にビンゴカードを配り始めた。ビンゴ大会…やるのは小学校以来かな?
李光人
愛瑠ちゃん、はい、これ
愛瑠
李光人くん!去年ぶり……かな?
李光人
多分?
愛瑠
生徒会頑張ってね〜
李光人
ありがと〜
なんか、愛瑠と李光人お兄ちゃんいい雰囲気……???私がそんなことを考えていると維凍という声が聞こえたのでそちらに目を向けるとそこには結摺お兄ちゃんがいた。
結摺
はい、これ
維凍
ありがと!
私はニコッと満面の笑みを向けてそう答える。うん…あざとい?まぁ、いいや。
結摺
あ、そ、その…
うん…照れてる???顔が赤いぞ?……こういう時はこうするのが1番いい。
維凍
大丈夫?顔が赤いよ?…もしや熱…!!!
発見したかのような素振りをして、片手で自分のおでこを、もう片方の手で結摺のおでこをさわる………ふざけてやったつもりなんだけどほんとに熱い?!あ、そうだ。あの力を使えば…バレないように慎重に…
維凍
大丈夫そう…かな?
結摺
あ、あぁ。ありがとう。それじゃあいくな…///
結摺お兄ちゃんに元気がない。これ絶対熱出てるじゃん。さっきので自然と回復してくれるはずだから、あとは待つだけ。大事は無いはずだからよかった。まぁ、一応、気は配っておこう。
愛瑠
維凍〜
維凍
なに〜?
そして私は何事も無かったかのように愛瑠に向かって微笑む。
愛瑠
もしかしてだけどあの人も維凍のお兄ちゃん?
維凍
うん
愛瑠
ってことは李光人くんも?
維凍
うん
愛瑠
ってことは優斗先輩もだよね?
維凍
そうだけど…どうかした?それは、hineで伝えたじゃん
愛瑠
いや、そうなんだけどさ…改めて考えるとメンツがすごいなーって
維凍
まーねー
私たちがそんな他愛もない話をしていると会長がそれではカードを配り終えたのでこれよりビンゴ大会を始めます!と大きな声で言った。そして次々と番号が発表されて言った
亜嵐
28番!
維凍
あ、リーチだ
愛瑠
ほんと?!
愛瑠
すご!
維凍
愛瑠は?
愛瑠
ダブルリーチ
愛瑠はそう言ってこちらにブイサインを向けてくる。なんか悔しい。
亜嵐
ビンゴの方はいらっしゃいませんか?
亜嵐
それでは次へ進みます
亜嵐
31番!
仁愛
あ、ビンゴなのだ!
亜嵐
お、ビンゴ出ましたか?
亜嵐
番号を確認するのでステージまで上がってきてください!
仁愛
はいなのだ!
そう言ってオレンジ色のはねげのある髪をした少女が駆け足でステージへと上がっていく。
仁愛
どうなのだ…?
亜嵐
なんと、まさかの…
仁愛
もしや見間違いなのか…?
亜嵐
ビンゴです!おめでとうございます!!
仁愛
ありがとうございますなのだ!
亜嵐
景品は…
会長が景品を言おうとした時…パリーンというステンドグラスが割れた大きな音とともに大きな影が飛び入ってきた

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