第32話

29話「任務前日〜準備〜」
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2023/12/14 09:36
牡丹
牡丹
…………ふぁ
フィルファ
フィルファ
どした牡丹ちゃん?寝不足?もっかい寝てきたら?
牡丹
牡丹
(首を横に振る)
フィルファ
フィルファ
大丈夫?
牡丹
牡丹
(頷く)
ファルドラ
ファルドラ
フィルファ〜そろそろ訓練の時間だぞ〜
フィルファ
フィルファ
わかってるー、牡丹ちゃん、そろそろ行こっか。
いつもより訓練ちょっとハードになるけど…頑張ってね!
残り2週間で自己防衛は出来る程度の実力を身につけなければならない
わたしは戦闘未経験、不安だがやるしかない
フィエル
フィエル
「集中を切らさないように注意してください。焦らず、正確に」
ファルドラ
ファルドラ
(前より断然動きよくなってるな、本当に未経験者か?)
牡丹
牡丹
っ!
わたしはは思わず体制を崩し、前に倒れる。
それをフィルファさんが支えてくれる。
フィルファ
フィルファ
大丈夫?肩に力入れすぎたかな、投げたあとも、3秒は気はってた方がいいかな
牡丹
牡丹
(頷く)
ファルドラ
ファルドラ
フィルファ、休憩だ。もう1時間だよ
フィルファ
フィルファ
あ、もうそんな経ってたんだ。OK、なら休憩にしよっか
フィルファさんは微笑み、わたしの頭を撫でる。
フィエル
フィエル
「動きは良くなっていますが、体力がまだ足りませんね。
オーラ量は私が補助しているので、あとは技術面で鍛えていけばいいでしょう」
牡丹
牡丹
(わかった、体力……)
フィエル
フィエル
「運動神経が悪いという意味ではございません、ただ体力が足りないだけです」
フィルファ
フィルファ
(最近牡丹ちゃん頑張ってるな〜、まぁそうさせてるのは私たちなんだけど…でもよかった
牡丹ちゃんは賢いし強い子だ、危険だと判断したら即撤退できるはず……)っと
フィルファ
フィルファ
ファルドラ、例の件
ファルドラ
ファルドラ
ああ、どうだった?
フィルファ
フィルファ
うーん、正直いって手掛かりなし、成果もなかった
証拠をのこさない、賢いね
ファルドラ
ファルドラ
みたいだね……これ以上仲間を増やされて、且つ縄張りを増やされたら流石に
手出しせざるおえないね。一応第5部隊に要請入れておこう
フィルファ
フィルファ
ただでさえ第5部隊忙しいのに、なんか申し訳なくなってくるよ……




そして、任務まで残り2日を切った頃

実力審査の結果、合格。
これで一応、ファルドラの側近仮補佐的な立ち位置として配属されることが決定した
防衛軍試験などは、現時点でする余裕が防衛軍側にないので、時期をずらすことになった。
牡丹
牡丹
ふぅ…
フィエル
フィエル
「主様、お疲れ様です。技術面でも向上されていますよ
しかし、もう審査は通っているのに、何故主様は特訓を?」
牡丹
牡丹
(念の為ってやつかな……審査合格が…ゴールじゃないと思うから)
フィエル
フィエル
「そうでございますか、ならば私も全力で協力致します」
ファルドラ
ファルドラ
ふぁ〜〜………ねっむ
(近頃徹夜続きでだるい…あと2日で任務なんだけど…ちょっと仮眠とっておこうかな〜
ああでもトラブル起きた時またフィルファにキレられるか、起きてよ)
牡丹
牡丹
…………
フィエル
フィエル
「主様、ファルドラを見られてどうされたのですか?」
牡丹
牡丹
(いや、別に…ファルドラさん…疲れてるのかな)
フィエル
フィエル
「確かにいつもより口数すくないのとボーッとしておられますね
ですが自分の体調管理は自分でするはずですので、倒れることでもなければ私たちが
干渉する必要はありませんよ」
牡丹
牡丹
(そうだね)
翌日
牡丹
牡丹
(ついに明日は当日か、気を張らないと)
フィエル
フィエル
「主様、本日は特訓はおやすみです。
今日は明日に向けてコンディションを整えておきましょう」
牡丹
牡丹
(うん、わかってる。)
ファルドラ
ファルドラ
フィルファ〜この前の件、結果でたぞ〜
フィルファ
フィルファ
んー、どうだったー?
ファルドラ
ファルドラ
あ〜それが〜………
牡丹
牡丹
(最近忙しそうだな…なにか、あったのかな)
フィエル
フィエル
「こんなご時世です、仕事も増えるでしょうね…」
牡丹
牡丹
(そっか、そうだね)

そうして、その日は特訓はなく、
いつも通りの日常を過ごした


そして翌日になり、任務当日となった。

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