第3話

episode 1
523
2024/05/18 14:00
 
⚠注意


原作崩壊 原作最終話のネタバレ有り 原作改変

捏造過多 迷子口調 最終回につれて多くなる流血とグロ表現

そして"私の性癖"にしか配慮していない。

この物語を書くにつれて友人談や青い鳥(Twitter)等に載せられた
数々の踏んできてはいますが、解釈違いがあるかもしれません。

トラブルは予め避けたいので上記の注意や物語で苦手だと感じた際は
そのままブラウザを🔙してください。

こちらを踏まえた上で大丈夫な方のみ閲覧ください。
♡やコメントで褒めてくださったりするのは嬉しいです(;;)
 
幼少期のドミナ「姉様はどうして花を育てているの?」
僕が5歳か6歳ぐらいの頃、城の花を愛でていた姉さんに僕は言った
今にも消えていきそうな儚く美しい花たちが風に晒されて舞っている。
幼少期のあなたのナマエ「んー、お花が好きだから」
目の前に広がっている鮮やかな色と特有の甘い匂いに身を包まれながら
質問に答えて僕に向ける姉様の笑顔はとても素敵で見惚れていた。
幼少期のドミナ「花が好きでもお世話とか大変じゃない?」
幼少期のあなたのナマエ「うん、水を与えないと花は枯れちゃうけど水を与えてお世話をすれば綺麗に咲く。その姿を見るのが好きなの」
幼少期のドミナ「……姉様にとって"ここ"は大切な場所なんだね」
幼少期のあなたのナマエ「大切よ。私がお世話した花が育つのもここでドミナとお話するのも嬉しいし楽しいから」
幼少期のドミナ「僕も姉様とのお話が楽しい…!」
お父様の命令で早くから皆と部屋を隔離されて過ごしていた僕には
姉様と話せるちょっとしたこの時間が幸せだった。
 
 
幼少期のドミナ「ね、姉様」
幼少期のあなたのナマエ「どうしたのドミナ?」
幼少期のドミナ「変な声が聞こえて寝れない」
数ヶ月後、初めてお父様の命令で手を真っ赤に汚した日の夜
いつも通りベッドに入って眠ろうとしたら突然、変な声が聞こえた。


きっと今日、殺めた人たちの断末魔だろう。耳に残って不快だ。
お父様は仕事で忙しく世話係も姿が見えなかったので姉様に言った
幼少期のあなたのナマエ「……それは怖かったわね、一緒に寝ようね」
幼少期のドミナ「ごめんなさい。姉様、忙しいのに」
幼少期のあなたのナマエ「気にしなくていいの。ドミナの方が大切なんだから」
僕の話を聞いて揶揄う訳でもなく親身に聞いて慰めてくれた上に
作業を止めて「一緒に寝ようね」と僕に言い、ゆっくり手を引く姉様
この時間が、この時間だけがずっと続けばいいのに。
姉様の部屋に着くまでの長い廊下を歩きながら何度も心の中で願った。
 
 
幼少期のあなたのナマエ「……ドミナ、寒くない?」
幼少期のドミナ「うん、姉様がいるから寒くないよ」
僕を引き寄せ抱きしめる姉様の腕と優しく僕の頭を撫でる手
冷たく血で汚れた僕の手とは違う。


姉様の温かい体温と一定のリズムを刻む心音を聴きながら
僕は安心し眠ってしまった。
今、思い返しても僕は本当に幸せで恵まれていたと思う。
幼少期のドミナ「姉様…」
幼少期のあなたのナマエ「分かったわ。用意してくるわね」
それから怖くて寝れない時は姉様の所に行って一緒に寝た
1人で寝る時とは違う"なにか"に僕は心が洗われていた気がしていた
 

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