「空は青い。雲は白い。君は溶ける。」をご覧いただきありがとうございます!
この作品私が初めて書いた作品なのですが個人的に1番気に入ってます!なので沢山の方に読んでいただき、本当に嬉しいです!
話は変わりますがここでは少し分かりにくかったところなどの補足説明などしていきます
あくまでも作者の意図なので皆様自身が受け取った解釈でももちろん大丈夫です!
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初夏
空が明るくなるのを待った
風
霞む青 白い雲
拝啓、君へ
声が出なくとも
伝わる物はあるから
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こちらは主人公(女の子)の心の中の言葉を詩にしました。
もうこの時点で失恋、もしくは遠く離れた存在になってしまっています。
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夏
朝を待つ
光がそこにある
川のせせらぎも手に入れて
振り返っても何も無くとも
そこに立っている
手を伸ばしたって届かない
近くて遠い空
ここも同様です。
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君。
いつかは言った
空も言葉を話す
何か喉に詰まった
空はまだ青い
君は揺らぐ
夏はすぐそこ
寒い風もなくなって
夏になって
春も秋も冬もいらない
私は夏が欲しい
夏は君が欲しい
秋
夕暮れはすぐそこに
消えて欲しくない物も終わりはある
終わらないでって
少し思う
オレンジの夕暮れもきっと君には見えない
そこに君がいたならば
そこに手を伸ばせたならば
きっと
きっと。
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君(想い人)との、楽しかった思い出を思い出して後悔しています。
もう届かないとわかっていながらも一生懸命に。
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冬
これでもかってくらい願った
自分勝手でも生きていたい
心から思った
心から願った
神様に頼んだ
いかせてって
白い背景に私はうんざりする
目を閉じればあの夏がある
私の心の中は夏なのだ
あの風も あの声も
その夢も あの空も
あの君も この夕暮れも
あの川も あの自転車も
多分
多分。
私だけのものだろう
君にはわかんないから
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「君にはわかんないから」
この言葉に全てを詰めました。
君にはなんで夏の良さが分からないんだろう。=私(主人公)は何故こんなにも、夏が好きなんだろうかと思わせるような書き方をしました。
なんで夏の良さが分からないかではなく、主人公がただ夏が好きすぎる。それだけです
なんで、そんなに好きだと言うのか
それは君との楽しかった思い出は全てあの夏にあるからです。
君(ほかの友達も含め)といた時の夕暮れ時のオレンジはその中でも印象深い思い出だったのでしょう。
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春
時計の音がひたすらに流れる
もう、そんな時期か
夏はもうすぐ
君はもう離れる
夏は近い
君は遠い
私が言えば
夏が言うの
あの夏に戻って
もう一度だけ、
願った。
願った。
願った。
君は優しい
いつも僕を救ってくれる
もう関係もないのに
もっと苦しくなる、
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ずっと後悔していて苦しい状況を表しています
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溺れる
あ、
夏
君は離れた
きっと私たちは違うかった
君は優しい
だから離れた
私を傷つけないように
傷つけたのは私なのに
君も夏も空も、溶けた
全てが混ざるように解けた
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あ、 私はその一言で気づきました。
今までは気づかなかったのです。
君はなんであの時離れてしまったのか、私はなんで君がこんなにも恋しいのか、そしてそれは私の過ちで嫌って離れて行ったとずっとずっと思っていました。
でも考えて気づいたんです。
思い出の中の君は全部全部綺麗で優しかった。君は優しいから私を傷つけないようにそっと離れたんだと。
また後悔の念が渦巻き、私を苦しくさせましたが何故か少しだけ心が軽くなった。
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あぁ、私は、ずっと、
私はきっと
きっと私はあの、
あの夏が恋しかったんだ
君ともう少しだけ隣にいたかったんだ
君が笑えばそれでいいなんで嘘に決まってるよ
1人で私は座り込んだまま
君は歩き始める
花火が散ったって私は君を思い出すから
君は遠い
貴方はきっと私のことをよく思ってはいない
ましてやそんな感情なんてもうないだろう
それでも君が優しいのは
眩しくて仕方ないのは
夏のせい、なんだろうか
空は青い。雲は白い。
君はあの夏に溶けて融けて解けた
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最後にタイトル回収をして締めました。
この部分はあなたの解釈にお任せいたします!
ざっとこんな感じの物語でした!
読んでて、あれこんな話だったんだ
となったところが私の語彙力不足でそうなった方が多いかもしれませんが私の意図としてはこんな感じになります!
最後の最後まで読んでくださりありがとうございました!
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またどこかの作品でお会いしましょう!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。