あなたside
今日はこの前公開されたグクくんとのMVをテレビで初披露する収録なの。
正直すごく心配。上手くいかなかったらとか考えちゃう。
曲が流れだし。私達は動き出す。
会場は歓声に包まれた
何が起きたのかは分からなかったけど
足に痛みが走った事だけが分かった
私はその場にしゃがみ込んだ
ダメだ続けなきゃ
私はグクくんの手を取り立ち上がった
フリだったかのようにダンスを続け
なんとかやり切った
私は足の痛みに耐えきれず舞台裏へと向かった
何が起きたのか分からない
ただただ足が痛むだけだ
そんな事私が1番分かってるよ…
あぁ。心配してくれたのに。
後で謝らなきゃ
さっきの事を話した
ズキッ
私は手当をしてもらったが病院に行った方がいいって言われた。
これからカムバとか大変な時期なのにって思うとなぜか悔しくてたまらない、
グクくんもわざとじゃないのに…グクくんのせいでって考えてしまう。私が憎い。
テーくんは歩くのが難しくなってしまった私を支えてゆっくり歩いてくれた
ガチャ
私はグクくんの部屋へ向かった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!