第16話

昔話
83
2018/09/11 11:53
16年前。
王国に、ある双子が産まれた。




双子のうち1人は、人並外れた強力な光の魔力を持っていた。
もう1人は光と闇、相反する2つの魔力を持って産まれてきた。
その子は後に「呪いの子」と呼ばれるようになる。



王国には、昔から良好な関係にあった神聖な村があった。


その村は、光を崇め、魔の者を駆逐する者の集まりだった。

当然、呪いの子の話は彼らの耳にも届いた。
村の者は呪いの子を生かすことに大いに反対した。
それを拒み、双子の両親は、呪いの子を守るために普通の子として、生活させた。


しかし、呪いの子の存在に気づかないほど、世間はバカではなかった。


その子が大きくなるにつれ、段々と闇の魔力の存在も世間に知れ渡って行った。



そして、その子が6歳になった時、今から10年前。


ついに、村の者が行動を起こした。

その子を殺してしまおうとしたのだ。

その子の母親は必死に抵抗した。

だが、必死の抵抗も虚しく、母親は死んでしまう。

今まで母親の魔力によって封じられていた闇の魔力が溢れ出す。

そしてその子は家に乗り込んできた数名の男たちを殺害した。



父親はその子を村の猛追から守るため、双子の記憶を消した。

そして、本当に力が必要になった時、本来の力を発揮出来るようにするため、記憶を分離させた。
そして、双子の母親の親友に呪いの子を託し、普通の子として生活できるように、人間界に送った。

しかし、双子の記憶の回帰は最悪の事態が訪れた時に起こる。

生き別れた2人を再び1つにする、運命のようなものが、2人を引き寄せるのだった。




そして、その双子の名は
ソラ・エテルニテとレオル・エテルニテ。





そしてソラは記憶を消された後、人間界へ送られた。


そして、二神宙という名で、生活していたのだった。




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作者
皆様こんにちは!作者でごさいます!
文章ばかりで面白くなかったかな……?
レオル
けどみんなこの回は見てくれよ!結構大事な回だぞ!
作者
ちなみに、「エテルニテ」はフランス語で「永遠」という意味です!
カイリ
宙とレオルが双子だったなんて……
リンカ
ホントびっくりだよ……
作者
ちなみに、宙ちゃんの苗字の二神は、伝説の双子、という意味を少しひねった物ですー!
そうだったんだ!
レオル
ちゃんと考えてたのか?
意外だな
作者
失敬な!
カイリ
次回は文章だけにならないように頑張っていくぞ!
リンカ
うん!宜しくね!
作者
それでは次回でお会いするのを楽しみにしています!

……To be continued

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