クプスヒョンが言うその事実に皆、驚いていた。
俺も知った時びっくりしたもん
その時、何かを思い出したように呟くディノ
あーだからヌナはそれにいち早く気づいて監督の元に行ってたんだ、
納得。
そうクプスヒョンが言うと、
ミンギュ、ディノ、ホシ、ジョンハニヒョンは何も言わないで考えるように下を向いた
他の3人はヌナを信じる気が出てきたみたいでヌナのことを信じると言ってくれた。
しかもウォヌに至っては「あなたさんが守ってくれたってことじゃん、そんな人を俺たちは警戒してなんてなんか自分が馬鹿みたい…、ㅎ」なんて警戒していた自分自身に反省し、呆れ返っていた
JEONGHANside.
そしてその間下を向いていたディノ、ホシ、ミンギュと俺
だけど俺は頭をあげた
そしてそう言った
それに対してホシが「何言ってんの?」って言いたげそうな顔してたけどそれもそうだよな……、
警戒してたのに急に信じるとか言うんだもん
……正直今まで警戒してたのはほんと。
でもそれは馬鹿だったかもって今更だけど気づいたんだ
HOSHIside.
なんて俺とミンギュ同様下を向いていたはずのジョンハニヒョンが頭を上げてそう言った
その発言に俺は「何言ってんの?」って思わず言いたくなったけど、
思い返して見れば……、あいつと居たけどなんにも危険なことに巻き込まれてなかった
なんならドギョマとディノを守ってくれた事には正直言って感謝してる…
それに心の中ではもうわかってたんだ
’’この人なら信じてもいいって事_’’
MINGYUside.
ジョンハニヒョンがあいつの事を信じるって言ったあとホシヒョンも「あいつの事を信じる」と言ってた
ドギョマもディノもあいつに助けられたのは事実
でもそれをなかなか認めない自分が居た。
でもそれさえも段々疲れてきて、
もう認めよう思うようになった。
だから今更だけど、あいつを信じてみることにした
DINOside.
あなたさんのことを信じてみようかな、と気持ちが揺らいだ時、ジョンハニヒョンとホシヒョンの次に声を上げたのは僕ではなく、ミンギュヒョンだった
……ヒョンたちに続けて自分も「信じてみる」と言うだけなのに、なんでこんなにも言いにくいのだろう
……それは自分が1番わかってる、
怖いんだ、今まであなたさんを警戒してて傷つけてきたのに、
そりゃ助けてもらったあの日以降はそこまで警戒はしてなかった。
それでも少しは警戒して無意識のうちにあなたさんを傷つけていたんだ
……例え遅くたってこれ以上あなたさんを傷つけるのは辞めよう、
遅いかもだけどあなたさんを信じる、そして今までの事を謝ろう
だから僕もヒョンたちに続いてこう言ったんだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!