第10話

夢主×jihyo Part1
2,807
2023/03/19 08:27
Jihyo
Jihyo
あなた〜??
(なまえ)
あなた
はーい!
Jihyo
Jihyo
もう行けそう??
(なまえ)
あなた
うん!もう行ける!
Jihyo
Jihyo
うん!じゃあ行こっか!
今日は久しぶりのoffの休みの日。

天気は晴れてて気分も最高。

そんなoffの日に私はあなたと海辺に行くことにしていた。

あなたとは3歳差で、

私の方が年上。

幼い頃から良く一緒にいて、

デビューして忙しくなってからは電話でのやり取りが増えていた。

今日のために色んなプランを考えてきた。

綺麗な海辺に行って

イチオシの美味しいご飯を食べる。

それから美しい海の見えるホテルで1泊。

2人とも成人してるからお酒飲んだり

昔のように一緒にお風呂に入ったり、

寝っ転がりながらお話したり。

あー、どうしよう…楽しみすぎる…

久しぶりにあなたの寝顔じっくり見れる…




あともう1つ。

今日は大事なプランがある。

あなたに伝えなきゃ行けないこと。

私がずっとずっと昔から言いたかったことを今日は絶対に伝える。

















(なまえ)
あなた
すごぉ!めっちゃ綺麗!
Jihyo
Jihyo
あなたも負けてないけどね…?笑笑
(なまえ)
あなた
何言ってんのもう笑笑
都心部から少し離れた海辺に向かった。

運転席に私、それから助手席にあなたが座っていて、

あなたのリクエストで私達TWICEの曲を流している。

幼なじみのあなたは

仕事が忙しくてもLIVEに来てくれたり、

私達のグッズを買って、それを写真にとって送ってくれたり、

TWICEの古参で居てくれている。

私達がカムバする度に

電話をしてきて「やっぱりTWICE凄いよ!」って

元気よく話してくれると

私も頑張ろうっていつもなっていた。








車の窓を開けて風で髪をなびかせるあなた。

久しぶりの海を見てニコニコと笑うあなたは

見とれてしまうくらい可愛い。

だから運転中でその姿をしっかり見れないのが

惜しくてたまらない。



鼻歌なんか歌っちゃって…

見た目は大人びてるのに、心はいつまでもあの頃のまんま。

仕事がどんなに大変でも

あなたといると辛いこと全部忘れられる。

その無邪気な心と笑顔で、

私はどうしようもなくあなたを抱きしめたくなる。









海沿いを車で走ること数十分。

私があなたと来たかったお店に着いた。

ここは海が見えるランチの美味しい洋食のお店で、

店の雰囲気も凄くいい。

事前に予約しておいていた為、

店内に入るなり個室に案内された。
(なまえ)
あなた
ジヒョ何ここ!凄いんだけど…
Jihyo
Jihyo
でしょ〜??今日は私の奢りだから好きなだけ食べて?
(なまえ)
あなた
え〜?ジヒョの財産無くなるまで食べちゃうよ??笑笑
Jihyo
Jihyo
食べれるなら食べてみな??笑笑
心を開いた人にしかこんな風に冗談を言わないあなただからこそ、

冗談を言われる度に嬉しくなる。

あー、心開いてくれてるんだな…って。


小さい頃からあなたは人に心を開くのが難しくて、

こんな風に無邪気に笑う姿を見せてるのは、

私を含めても数えれるくらいしかいない。


しかもあなたは昔から美人で、

凄くモテていた。

成績も優秀で、

私からしたら自慢の妹みたいな感じだった。

だからこそそんなあなたを男の子が放っておける訳がない。

男子はあなたを見かける度に話しかけて、

どうにか自分の物にしようとしていた。

でもあなた興味のない人には本当に冷たいから、

全員撃沈して帰ってたのが面白かった笑

ごめんね男子諸君。

あなたの可愛い可愛い姿は誰にも見せないから。





(なまえ)
あなた
ジヒョ!ここオムライスある!!
Jihyo
Jihyo
そうなのよ!ここね、オムライスが有名なのよ?
(なまえ)
あなた
本当に?!じゃあこれ食べたい
Jihyo
Jihyo
じゃあ私はこれにする!
メニューを開くなりオムライスを見つけたあなたは

もうそれしか目に入らなくなって

他の料理に全く興味を持たなかった。

あなたの事だからそうだと思ったけどね笑笑

だって、あなたオムライス大好きだもん。

だからここのお店に来たし。

1件クールそうな見た目なのに

「オムライスだ!!」なんて目を輝かせちゃって。

可愛くてしょうがないんだけど…












(なまえ)
あなた
楽しかったね!
Jihyo
Jihyo
ずっとこのままでいたいわ笑笑
お昼を食べたあと、

近くのお店を一通りぶらぶらした。

アイスクリーム食べたり、

お揃いの帽子買ったり。

電話で話せなかったことも全部話して

お腹痛くなるまで笑って。

どうしよう…本当に幸せ。




でも時間は止まらないから

気づいたらもう暗くなってた。

そろそろホテルに向かうことになったので、

今は車の中にいる。
(なまえ)
あなた
あ、ねねジヒョ?
Jihyo
Jihyo
うん?どうしたの?
(なまえ)
あなた
ホテル行く前にもう1回浜辺行きたい
Jihyo
Jihyo
よし、分かった
Jihyo
Jihyo
じゃあ車で砂浜まで行っちゃうか!
(なまえ)
あなた
え、大丈夫なの??
(なまえ)
あなた
車に砂入って壊れたりしないの?
Jihyo
Jihyo
しないわ笑笑
(なまえ)
あなた
ならいい良かった…
Jihyo
Jihyo
じゃあ行くよ〜!
今いる位置から海辺まで行くのには

そんなに時間かからない。

せっかくのあなたのリクエストだから、

車で砂浜まで行くことにした。

車の中で街の光が反射する海を見るとか

ロマンチックじゃんか…














(なまえ)
あなた
ジヒョ私本当に幸せ
Jihyo
Jihyo
急にどうしたの?笑笑
あれから直ぐに目的地に着いた私達。

窓を開けて海の風を感じながら

静かに何も考えず景色を眺めていた。
(なまえ)
あなた
いや、幸せだな〜って笑笑
Jihyo
Jihyo
珍しいじゃんそんなこと言うの
(なまえ)
あなた
そう…?笑
月明かりがあなたに差し込んで

ちょっと照れた様子のあなたがよく見えた。


恥ずかしいからなのか分からないけど、

私の方には目を向けず、

ただただ前を向いて海を見てる。

耳は真っ赤で、

前を向いている瞳は動揺であっちこっち見てる。


何この子急にどうしたの。

こんな言葉普段なら絶対言わないのに

突然こんな甘い言葉言っちゃって…。

車の中という密閉空間。

そんな空間でいても立っても居られなかったぽくて

ちょっとモジモジしてる。

どうしよう…本当に我慢できないかも…
Jihyo
Jihyo
ねぇ…あなた…。
(なまえ)
あなた
うん?
Jihyo
Jihyo
ごめん、ホテルまで我慢しようと思ったんだけど
Jihyo
Jihyo
言いたいことがあるの…
(なまえ)
あなた
うん、なに…?
Jihyo
Jihyo
その……
Jihyo
Jihyo
私ずっとあなたを幸せにしていきたいの…
(なまえ)
あなた
…え?
Jihyo
Jihyo
私…!あなたがずっとずっと好きだった…
(なまえ)
あなた
ち、ちょっとジヒョ…?
Jihyo
Jihyo
……分かってる、突然過ぎるのは
Jihyo
Jihyo
でも、大好きなあなたが誰かに取られるなんて考えたくない…
急すぎたかな…。

でもさっきの顔を見せつけられて我慢なんてもう出来ない。

他の人にこんな表情見せてたらなんて考えたら

もうどうにかなっちゃいそう。

ここまで来たら止まれないし、止まりたくない。

あなたごめん…本当に我慢できない
(なまえ)
あなた
じ、ジヒョ…?
Jihyo
Jihyo
返事は今じゃなくてもいいから…
(なまえ)
あなた
え、ち、ちょっと近…っ
Jihyo
Jihyo
ごめんね…こんなオンニで
(なまえ)
あなた
い、いや…っ
Jihyo
Jihyo
狭いけど我慢してね…?
私は運転席から助手席にいるあなたに向かって身を乗り出し、

真っ赤に染まった顔と涙を貯めた目でこっちを見つめるあなたに

そっと深いキスをした。


























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