第93話

出会いをもう一度
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2024/03/20 03:18
ジュンside
ジスちゃん達が亡くなってから、ハオから笑顔が消え、ぼーっとすることが増え、遂には自殺までしようとしていた。

慌てて止めて未遂に終わったし、ハオもそこでなんとか正気を取り戻した。
涙がずっと止まらず、ハオの心には大きすぎる穴が空き、傷だらけになっていた。
ハオが立ち直るまでに1年かかった。

仕事も復帰して、今はちゃんと仕事できている。
そして、俺らには可愛い娘が産まれた。

ハオは心から愛していた親友の名前を付けた。
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
ジス〜、ご飯よー!
ムン ジス
ムン ジス
はーい
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
…………
ジスはなぜかジスちゃんにそっくりなんだ。

もちろん、ハオがお腹を痛めて産んだ娘だし、俺らの子で間違いない。

なのに、顔は俺らではなくジスちゃんにそっくりなんだよ。

まるで生まれ変わってきたかのように。
ムン ジス
ムン ジス
私、ピーマン嫌いなんだけどー?
食べ物の好き嫌いは俺に似たようです😅
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
ジュナと同じこと言わない💢
さっさと食べる!
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
ハオや、ピーマンはな、食いもんじゃない
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
父親がそんな事言うからジスが食べないんでしょうが💢
⊂( ・∀・) 彡☆)`Д´)パーン
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
いってぇーーーーー
ムン ジス
ムン ジス
ハニに会いたいな
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
え…?
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
ッ………
パリンッ!!
ハオが持っていた皿を落とした。
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
い、今なんて…
ムン ジス
ムン ジス
ずっとね、ハニって人が私を呼ぶの

会いたいって、ここにいるよって
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
ッ………
ムン ジス
ムン ジス
ねぇ、ハニって誰?
私、会ったことある人なの?
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
そ、うね…大切な人よ
ムン ジス
ムン ジス
ふーん
ジョンハン、ジスちゃんを探してるのか?

いや、まさか僕の娘が本当に生まれ変わりなのか?

たまにジスちゃんと同じ行動を取ることがあったし、特急36ぷらす3にはやたら反応していた。
ウォヌside
俺とシアンは大切な親友と妹を失った。

ずっと3人で仕事するのが当たり前で、そこに本当の妹のように可愛がっていたジスがいて、本当に楽しい日常だった。

でも、それも全て奪われた。

仕事も手につかない状態だった。

1年休みをもらい、なんとか立ち直った。

シアンも俺も心に傷を負ったが、息子を授かった。
名前は心から愛していた親友の名前をもらって付けた。
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
母さん
ミン シアン
ミン シアン
どうしたの?
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
俺、薬剤師になりたい
ミン シアン
ミン シアン
ッ………
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
え、母さん?
ミン シアン
ミン シアン
そ、そうッ…
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
ただいま
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
父さん、おかえり
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
ただいま

ん?どうした、シアン?
ミン シアン
ミン シアン
ウォヌ…
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
どうしたんだ?
ミン シアン
ミン シアン
ジョンハンが薬剤師になりたいそうよ
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
ッ………!
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
父さん?
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
ジョンハン…なぜ薬剤師になりたいんだ?
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
わかんない…
でも、なんか薬剤師にならなきゃいけないんだ
薬剤師になって母さんと父さんと仕事しないといけない…
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
そうか…
ミン シアン
ミン シアン
ジョンハン、夢叶えなさい
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ッ…?!母さん…?
シアンが泣きながら息子の頭を優しく撫でた。
ミン シアン
ミン シアン
お母さんはジョンハンの夢を応援するからね
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ありがとう
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
俺もサポートするよ
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
父さん、ありがとう
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
俺らの自慢の息子だよ
ミン シアン
ミン シアン
えぇ
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
あとさ…
ミン シアン
ミン シアン
なぁに?
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ジス…に会いたいんだ
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
なッ……!!!!
ミン シアン
ミン シアン
ッ………!!!
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
な、なぜ…
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
分かんない…
ただジスって子がずっと呼ぶんだ
私を見つけてって、探して会いに来てって
ミン シアン
ミン シアン
そうなのねッ…グスッ…
ミユンside
大切な同期がいなくなった。

お互い切磋琢磨して、それぞれ夢を叶えて独り立ちして頑張っていた。
ジスさんへの恋が断ち切られてしまい、ボロボロに傷ついていた時は必死に自分の出来る事をした。

そこから立ち直ってもう一度ジスさんと向き合えた姿を見た時はホッとしたわ。

一緒に住むと嬉しそうに話してくれた時の表情は本当に幸せそうな顔をしていた。
ジスさんと幸せそうに暮らすスンチョルを見て、私は心から安心できた。
なのに…その幸せは一瞬にして消え去った。
私はあまりのショックに立ち直れなかった。

涙が止まらなかった。

私にとってスンチョルは大切な親友だったから。
あれから月日は流れ、私もなんとか立ち直り、新しい家族が増えた。
パク ミユン
パク ミユン
スンチョルーーー!
早くしなさいー!
ご飯よーー!
イ スンチョル
イ スンチョル
起きてるって…
大好きな親友の名前をもらった。

もう一度幸せな人生を歩んでほしくて。
イ スンチョル
イ スンチョル
俺もお袋と一緒に博多駅で働きたい
パク ミユン
パク ミユン
え?
イ スンチョル
イ スンチョル
駅員になりたい
パク ミユン
パク ミユン
スンチョル…?
イ ソクミン
イ ソクミン
たっだいま〜
パワフルボイス過ぎる旦那の声が玄関からするのに、リビングまで響く。
イ スンチョル
イ スンチョル
うるさっ…
ホテルで働くソクミナが夜勤明けで帰ってきた。
イ ソクミン
イ ソクミン
帰ったぞー
パク ミユン
パク ミユン
ソクミナ、おかえり
イ ソクミン
イ ソクミン
ただいま、ミユン💕
イ スンチョル
イ スンチョル
おかえり
イ ソクミン
イ ソクミン
おー、起きてたのか
イ スンチョル
イ スンチョル
まぁな
イ ソクミン
イ ソクミン
そうか!
パク ミユン
パク ミユン
はい、お弁当
イ スンチョル
イ スンチョル
ん、行ってくる
ジュンside
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
お久しぶりですね
ミン シアン
ミン シアン
いつ以来でしょうか
パク ミユン
パク ミユン
またこうして集まる日が来るなんて思いませんでしたわ
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
元気そうですね
イ ソクミン
イ ソクミン
本当ですね
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
実は聞いて頂きたい話があって…
僕らは子供達にそれぞれ大切な人の名前を付けてる事を知っている。

その事をお互い発表した時はびっくりしたけどね。
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
娘が、ジスがハニに会いたいっていきなり言い出したんです
ミン シアン
ミン シアン
それって…!!!
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
俺の息子もジスに会いたいと言い出した
ウォヌさんの息子さんもジョンハンそっくりだった。
生まれ変わったのかと思ったくらい。

それはミユンさんの息子さんもそうだ。
スンチョルさんそっくりなんだよ。
イ ソクミン
イ ソクミン
そう言えばスンチョルも魘されてたな
今度こそ2人を守るんだって言ってた
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
本当に生まれ変わりなのではと思うんです
ミン シアン
ミン シアン
私もそう思えてきたわ
パク ミユン
パク ミユン
子供達を会わせてみませんか?
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
会わせましょう
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
じゃあ、次の土曜日に家に来てください
IN ジュン宅
パク ミユン
パク ミユン
こんにちは
イ ソクミン
イ ソクミン
お邪魔します!
イ スンチョル
イ スンチョル
こんにちは
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
いらっしゃい🤗
1組目はミユンさんファミリーだ。
ピンポーン
ミン シアン
ミン シアン
ごめんなさい💦
遅くなりました
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
お待たせ
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
全然大丈夫です!
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
………
ミン シアン
ミン シアン
ちょっと、挨拶しなさい
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
あ、うん、お邪魔します
ムン ジュンフィ
ムン ジュンフィ
うん、どうぞ☺️
リビングに行くとジスだけが居ない。
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
ジスーーー!
ちょっと来なさいーー!
ムン ジス
ムン ジス
はぁい
チョン ウォヌ
チョン ウォヌ
ッ………!!
ミン シアン
ミン シアン
そっくり……
パク ミユン
パク ミユン
まるで生まれ変わり…
イ ソクミン
イ ソクミン
本人のようだ…
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
娘のジスです
ムン ジス
ムン ジス
ジスです☺️
ミン シアン
ミン シアン
息子のジョンハンです
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
よろしくお願いします
パク ミユン
パク ミユン
息子のスンチョルです
イ スンチョル
イ スンチョル
どうも
シュウ ミンハオ
シュウ ミンハオ
お母さん達、ちょっと買い出し行ってくるから、3人で待ってて
ムン ジス
ムン ジス
わかった
親達全員退室し、ウォヌ宅で会話の様子を見ることに。
ムン ジス
ムン ジス
名前、ジョンハンって言うんだね
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
うん
イ スンチョル
イ スンチョル
ジスって本名?
ムン ジス
ムン ジス
うん、ムン ジスっていうの
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ねぇ、ずっと探してって言ってたのは君なの?
ムン ジス
ムン ジス
え?
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
夢の中の女の子と同じ名前だし、顔も似てるから
ムン ジス
ムン ジス
私は…ハニって人をずっと私を探してるの
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ハニ…俺の呼び名だけど…
ムン ジス
ムン ジス
え?
イ スンチョル
イ スンチョル
俺もジスとジョンハナって人を探してた
ムン ジス
ムン ジス
私達会ったことある…?
イ スンチョル
イ スンチョル
いや、初対面だけど…
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
あれ?この写真…
ムン ジス
ムン ジス
あ、それママの結婚する前の写真だよ
そこにあるのは特急36ぷらす3の前でミンハオ、ジュン、スンチョル、ジョンハン、ジス、ハンソルが立っている写真。
イ スンチョル
イ スンチョル
この列車…
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
肥前浜で、この列車の前で告白したんだよな
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ッ………!!!!
イ スンチョル
イ スンチョル
?!!!!!
ムン ジス
ムン ジス
ぇ………?
そう、写真に映る人と私達は似ていた。
イ スンチョル
イ スンチョル
思い、出した……
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
スンチョラ………俺も…
ムン ジス
ムン ジス
????
イ スンチョル
イ スンチョル
約束通り、また3人一緒だな
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
あぁ、そうだな
ムン ジス
ムン ジス
3人…一緒…?
その時凄い頭痛がジスを襲った。
ムン ジス
ムン ジス
うっ………頭ッ…い、ッたぃ…
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ジス?!
イ スンチョル
イ スンチョル
大丈夫、俺らがいる
ムン ジス
ムン ジス
ハァハァ…
ユン ジョンハン
ユン ジョンハン
「俺達、生まれ変わってもずっと一緒だ」
チェ スンチョル
チェ スンチョル
「どこにいても必ずもう一度出会えるさ」
ホン ジス
ホン ジス
「3人ずっと一緒だよ!
約束ね!」
ムン ジス
ムン ジス
ハニッ…スンチョルッ…!
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ジス…?
イ スンチョル
イ スンチョル
大丈夫か?
ムン ジス
ムン ジス
思い出した…
私達、もう一度出会えたんだね
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
前世の記憶、思い出したんだね
ムン ジス
ムン ジス
うん、全部思い出した
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
俺ら大切な人達の元に帰ってきたんだよ
イ スンチョル
イ スンチョル
今度こそ3人ずっと一緒だ
ムン ジス
ムン ジス
幸せな人生を歩もう
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
今度こそ守るよ
イ スンチョル
イ スンチョル
俺も守る
ムン ジス
ムン ジス
高校卒業したら、3人一緒に住もうよ
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
いいね
イ スンチョル
イ スンチョル
俺、また駅員なるわ
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
俺も薬剤師になる
ムン ジス
ムン ジス
私も空港で働くわ
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
ジス、また俺の恋人になってくれる?
ムン ジス
ムン ジス
もちろん!!
やっと見つけたよ、私の王子様
イ スンチョル
イ スンチョル
俺も好きなんだけど?
ムン ジス
ムン ジス
スンチョルも私の王子様だよ
イ スンチョル
イ スンチョル
またあの頃のように3人で過ごそうな
チョン ジョンハン
チョン ジョンハン
今度こそ離れない
ムン ジス
ムン ジス
うん!
私達、もう一度出会えるって信じてた。
だからずっと夢の中に出てきてくれてたのね。

前世は辛い思いしたまま、私達は愛する人と離れ離れになった。
でも、再び蘇って出逢えた。

私達をもう一度巡り会わせたのはA Train Of DESTINY…運命の列車だった。

どこまでも続く線路によって私達はまた繋がった。
分かれていた線路は必ず1つに戻る。
また同じ名前で生まれ変わったのもDESTINYなのね。

今度こそ幸せな人生を3人で送るの。
IN ???
ユン スングァン
ユン スングァン
あーあー、死んじゃった…
キム ミンギュ
キム ミンギュ
よぉ
ユン スングァン
ユン スングァン
やっぱりあんたもここにいたんだ
キム ミンギュ
キム ミンギュ
そりゃーな
ユン スングァン
ユン スングァン
遂に殺してやったわ
キム ミンギュ
キム ミンギュ
そうだな
ユン スングァン
ユン スングァン
………
ユン スングァン
ユン スングァン
結局私は…何のために生まれてきたのかしら……
キム ミンギュ
キム ミンギュ
………
ユン スングァン
ユン スングァン
愛してほしかった…愛されたかった…
キム ミンギュ
キム ミンギュ
愛されてこいよ
ユン スングァン
ユン スングァン
え?
キム ミンギュ
キム ミンギュ
お前はこっちに来るな
ユン スングァン
ユン スングァン
何言って…
???「スングァン、どこッ」
キム ミンギュ
キム ミンギュ
ほら、あっちの温かい光の方へ行け
お前はこっちに来てはいけない
ユン スングァン
ユン スングァン
ミンギュ…
キム ミンギュ
キム ミンギュ
そっちに行けば愛してもらえるよ
ユン スングァン
ユン スングァン
本当に?
キム ミンギュ
キム ミンギュ
あぁ、本当
こっちに来れば愛してもらえない
ずっと苦しいだけだぞ
???「早くこっちに来て!」
キム ミンギュ
キム ミンギュ
行け!!
ユン スングァン
ユン スングァン
わっ!!!
眩しい光に包まれたと思ったら、温かい不思議な空間にいた。
ユン スングァン
ユン スングァン
どこ…ここ…
チェ ハンソル
チェ ハンソル
スングァナ!
ユン スングァン
ユン スングァン
え…?
チェ ハンソル
チェ ハンソル
探したよ
ユン スングァン
ユン スングァン
ハンソラ…なんで…
チェ ハンソル
チェ ハンソル
私達、ずっと親友でしょ
ユン スングァン
ユン スングァン
ッ………
チェ ハンソル
チェ ハンソル
ほら、行こ?
ユン スングァン
ユン スングァン
ごめんッ…ごめんねッ……!
チェ ハンソル
チェ ハンソル
うん、もういいんだよ
ユン スングァン
ユン スングァン
ありがとうッ…ハンソラッ……!
チェ ハンソル
チェ ハンソル
ずっと一緒だよ
ユン スングァン
ユン スングァン
うんッ!
温かい光の中、私は優しい愛を感じた。
やっと…やっと私は愛してもらえる…
最後に未来の話を書いてみました。
それぞれの家庭に子供として生まれ変わってきた3人は運命の列車だった特急36ぷらす3の写真を見て記憶を取り戻したんです。
先に記憶を取り戻したのはハニで、ハニの言葉を聞いたスンチョルが次に記憶を取り戻し、最後にジスが記憶を取り戻したんです。
ミンギュとスングァンが再会した場所は天国と地獄の境目。
ミンギュはずっと境目でスングァンが来るのを待ってたんです。

その理由は自分と同じ地獄へ来ないように止めるためなんです。

自分のせいで狂わせてしまったせめてもの償いだったんです。
愛されなかったスングァンに愛される天国へ行けと伝える為にミンギュは待ってたんです。
天国に行けば生まれ変わってやり直せるから。

???「」はハンソルがスングァンを探していた声です。
ミンギュはスングァンの罪も背負って1人地獄へと行きました。
ミンギュだけは生まれ変わることなく永遠の苦しみを味わうことになってしまったんです。
これにて本当に完結🍀
スンチョル、ジョンハン、ジスはようやく幸せな人生を送れるようになり、スングァンとハンソルも親友として幸せな終わりを迎えました。

ここまで御付き合い頂きありがとうございました🍀

プリ小説オーディオドラマ