本当…馬鹿だ、俺…
ジスが俺を避けるってジスのせいにして…
俺の行動が招いた結果なのに…
守ってた気でいて、満足していた。
「俺がジスを守ってるんだ」
なんて…
ただの自己満足じゃねぇかよ…
明日ジスが帰ってきたら話そう。
スングァンの事も、守ろうとしている事も、俺がジスを愛してる事も全部。
ガチャッ
リビングからジスの声が聞こえる。
リビングに行けば、昨日のお泊まり会が楽しかったと話すジスがいた。
凄く不安そう…
あぁ…こんなになるまで俺は愛する人を追い詰めていたのか…
IN ジョンハンroom
目の前のジスを強く見つめる。
俺の心が伝わるよう手を握る。
もう一度、愛を…
ギューっと抱きついてくるジスを受け止める。
今まで冷たくしてしまった分の温もりが届くように、ちゃんと愛し抜くという決意が伝わるように、安心して横にいてほしいと伝わるように…
俺の命よりも、どんなものよりも大切なジス。
俺の命に換えてでも守る。
そっとKissをした。
あぁ、いつぶりだろうか。
こうしてジスを愛するのは…
IN リビング
納得いかないと訴えるように強く言葉を発した。
スングァンがここまで恨む理由…
言っていいのだろうか…
ピンポーン
ガチャッ
スンチョラが玄関まで来た。
どうやら声が聞こえてたようだ。
涙を流しながら悔しそうに拳を握る妹のハンソルさん。
どこか怒りも混じっているような顔。
この兄妹にしかわからないあいつの情報があるのか?
そう吐き捨ててハンソルさんは帰って行った。
やばい、俺は2人の関係を引き裂いてしまったのか…?
俺らの関係を修復してもらったのに、逆に引き裂いてしまった…💦
タイムリミットが近づいている。
俺は守れるかな…
ジスを守り通せるのか…
いいや、守り通すんだ。
自分の命と引き換えになったとしても、ジスだけは絶対に守る。
???side
守れると思う?
思うよ
絶対無理
なぜ?
だって…
全部知ってるから
「sara sara」の歌詞入れてみました。
遂にジス本人へ迫る危険を話した2人。
そして、何やら訳ありな話で喧嘩する兄妹。
今度は兄妹の溝が深まるばかり…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!