第24話

惨禍廻呪編 九、一年A組
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2024/04/22 07:00
麗日お茶子side
麗日お茶子
__、とにかく、目印になるものを建てたり、音を鳴らしたりしてくれへん?!
私はそう、必死にA組の皆に伝えた。
相澤先生が電話で話してるときに言ってた、「先輩の先輩」は、きっとあなたさんのことだろう。
夏油先生から、あなたさんは昔から、とんっっっでもない方向音痴だと聞いた。
だから、皆の個性を使ってここの場所を伝えようとした。


周りにはヴィランが沢山。
そして、周りにちらほらいる、お化けのようなもの。
私があなたさんに助けてもらったときに襲われていたやつ。
あなたさんなら…!!


轟焦凍
とにかく、目立てばいいのか?
麗日お茶子
そう!そうなんよ!
轟焦凍
分かった。氷で塔でも建てれば目立つだろう。
麗日お茶子
ありがとう…!

轟君…、よかった、協力してくれて。
耳郎響香
爆豪!空に花火みたいなの打ってくれる?私はその音をひろうから!
爆豪勝己
あ゛?!こんなやつら、俺一人で片付けるから助けなんて要らねーよ!
麗日お茶子
爆豪君!この周りにいるお化けみたいなのは、個性が効かないんだよ。

私は爆豪君を必死に説得しようとした。

爆豪勝己
個性が効かない…?
緑谷出久
かっちゃん!かっちゃんの力が必要なんだ!
緑谷出久
お願いだよ!

麗日お茶子
デク君…!
爆豪勝己
チッ,わーたよ!

BOOOOM!!!!BOOM!!!!BOOM!!!!

麗日お茶子
ありがとう…!

これで、あなたさんもきっと気づいてくれる…!


八百万百
キャアアアア!!!!
麗日お茶子
ヤオモモちゃん!

お化けが百ちゃんに…!!



相澤先生は外のヴィランに手を妬いているし、このままじゃ百ちゃんが…!


あなた
術式順転・蒼。

ガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!

絶句した。
辺りにいたヴィラン、お化けをあなたさんが、全て倒してしまったのだから。

麗日お茶子side 終
五条あなたside
あなた
ポニーテールの子、大丈夫だった?
八百万百
っ…ええ。私は八百万百と申します。
八百万百
先ほどは、ありがとうございました。

律儀に私に頭を上げてお礼を言う八百万ちゃん。
いや丁寧すぎるっしょ。
偉。←

あなた
お茶子ちゃんお久さー。
 
私はお茶子ちゃんに手を振り、話しかけた。
周りの人固まってるじゃん、ウケる(笑)

麗日お茶子
あなたさん!あの、助けてください!!
あなた
どしたどした!!
麗日お茶子
私の先生方が…!!
麗日お茶子
ヴィランを倒しに行ってしまって!
あなた
りょ。傑は?
麗日お茶子
分かりません…。

うつ向いてしまったお茶子ちゃん。

しょげないでよ~!!

折角の可愛い顔が台無しだよ☆

あなた
氷の塔やら音やらを出してくれたのは誰?
轟焦凍
あ、俺です。轟焦凍です。
耳郎響香
音を出したのはこの爆豪ってやつで、反響させたのは私です。私は耳郎響香って言います。
あなた
すっっごく助かったありがと。
あなた
ここめっちゃ迷子になりやすいもん!!次は絶対に入んないもんね!
爆豪勝己
俺らに音やら塔やら出せって行ったのは麗日だ。
あなた
そうなの?!
あなた
お茶子ちゃんもナイス!ありがとう!!
麗日お茶子
へっ?!ありがとうございます…。

顔を真っ赤にするお茶子ちゃん可愛いね。

私は一年A組の子達の名前、個性など全てを覚えて、傑の助太刀をしに行った。
もちろん、他のヒーローがA組の元に着いた後直ぐね。

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