ーその日の放課後
リリアside
わしは監督生に謝るために、授業が終わるとすぐに教室を飛び出した。
ー1年A組にて
教室にはおらんのか、...。
寮か?
いや、まだ授業は終わったばかりじゃ、
とりあえず校舎の中を探してみるとしよう…、
***
ー数十分後
まずい、まずいぞ…、
彼奴、何処にもおらん……、
思い当たる場所など、あとはオンボロ寮くらいじゃ、
そこに居なければもうお手上げじゃな、
とりあえず、向かってみるかのう、…
***
オンボロ寮の前にて
わしがオンボロ寮のドアの前で、そう呼ぼうとした時じゃった。
少し離れたところから物音がした。
その物音はオンボロ寮の裏あたりから聞こえていて、わしは急いで裏へと向かった。
ータッタッタ
***
オンボロ寮の裏にて
監督生は今にも生徒に魔法を撃たれそうになっていた。
このままでは監督生が、...!
そんなことを考えるより先に身体が動き出していた。
***
ー数十分前
校舎にて
***
なんか怖そうな人達...
***
ータッタッタ
私は急いで寮の裏まで走った。
ードンッ
私は後ろから背中を強く押されたようだった。
その衝撃で私は地面に倒れ込んだ。
私は強い恐怖を感じ、息がしずらくなった。
"殺される...っ、"
何故か咄嗟にそう思った。
息がしずらい。
私は前にもこんな風に背中を押された事があったような気がした。
怖い、何故か物凄く怖い、...、
"刺さないで お母さん"
なぜそんな言葉が出てきたのか私には全く分からなかった。
けれど、ごく自然にその言葉は出た。
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新生活でバタバタしてます!!
でも、これから書きたいシーンがあるので更新はあんまり止まらないと思います🎶
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。