第2話

2月12日(日) 🌙
31
2023/04/02 23:41
唯月
行ってきまーす
今日は、いろいろ準備しないと。

うちの学校は、校内でのチョコレート交換禁止に加え、火曜日から3日間はテスト。

友チョコはテスト明けに作る予定だ。

それにしても、バレンタインデーにテストだなんて……嫌がらせだよね。絶対。

ま、私は大してダメージを食らってないけど。

行き先は、近くの百均。ここで、ラッピングを買うつもりだ。

マチはある方がいいな______
男の子
ユヅ、だよな
急に声をかけられ振り返ると、後ろに見知った顔があった。
唯月
龍二くんじゃん。どうしたの
龍二くんとは、小学校の頃から一緒だ。

だから、昔に流行ったニックネームである「ユヅ」呼び。
龍二
ちょっと相談、いいか
唯月
時間はあるけど……
龍二
俺、気になっている人がいるんだけど
龍二
どうすればいいんだろうっていうか、そのー、話したことないし
そんな相談、私にされても困るんだけど……。
龍二
ユヅ的には、どんなことされたら嬉しいとか、ないのか
とりあえず、1番気になっていたことを聞いてみる。
唯月
そもそも"気になっている人"って、誰
クラスメイトも知らない、新情報……。
龍二
……さん
唯月
 何、
龍二
……紗羅、さん
サラ…さら…紗羅……。
唯月
……え、それ本気
意外な人物の名に面食らう。

え、紗羅って、人から好かれることあるの。

傍から見れば、謎多き女(自称)なのに。
唯月
あ、でも、あの子『人間関係は狭く深く』派だから、
唯月
あんまり話したことない人は無理かも……
龍二
そ、そうなのか……
唯月
あ、バレンタインデーに便乗して、お菓子でも渡してみるのはどう
唯月
紗羅、甘いもの好きだから喜びそうだし、私的にも嬉しいな
龍二
え、バレンタインデーって、男子からお菓子を渡してもいいのか
唯月
うん。本か何かで見たことがある
龍二
そうか……
龍二
でも、やっぱり、紗羅さんは諦めるわ
龍二
その、なんていうか、気が合わなさそうだし
唯月
……その方がいいよ
唯月
付き合えたとしても、気が合わなきゃ、その後絶対大変だから
あの子の本心は分からない。もちろん、私にも。
唯月
お互いに、同じくらい相手のことを想っていないと、しんどいしね
唯月
すぐに別れちゃ、楽しくないでしょ
龍二
そっか、ユヅは……
龍二
いろいろありがとう。じゃ、また月曜日
そう言って、龍二くんは、颯爽と駆けていった。
唯月
うん
難しい相談だと思っていたけれど、案外、あっさりと終わった。

まるで台風みたいだったな______

過ぎたことは気にしない。

早くラッピングを買って、帰って勉強しないと。
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どーも、ひよ子です。

1つ前の話、微妙ですが変えました。

読まなくても多分大丈夫だと思います。

そして、「なんで土曜日ないねーんの件」については、書くことがなかったから……。

でも、金曜日は書きたかったから、日にちが長くなって……。

「みんな勉強してたんだ」ということで、

違和感、ありませんよね……?

そして、非常に困っていることが。

私の感動詞(?)は「え」のワンパターン……

これ、致命的ですよね。多分、使いすぎなんだと思いますが、「え」ばかりはちょっと……ね。

これからはなるべく減らす&他の言い方探します。


それでは!

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