坂本「 __で、わしら何の話しよったが
やったっけ? 」
「「 ……… 」」
ギャーギャーと先生達の言い合いをまたもや
傍観することになった私だったが、
坂本先生の切り出した話の行先で、
再び私の方へと視線が集まった。
そう、最初は私の点数の話、補習の話。
そこに服部先生が参戦して
痔の話、
坂本先生が馬鹿なのか阿呆なのかの話、
そして、結局私の点数に落ち着いてしまった。
それが今の状況。
服部「 久坂の点数の話だったろ…
もうお前補習でよくね? 」
「 なんでですか!!! 」
坂本「 そうぜよ。
あなたの補習は数学の特権ながに! 」
「 それこそなんでですか!! 」
私国語満点なのに、
この人達の日本語が理解出来ません。
へるぷみー。
銀八「 しゃーない……
___ジャンケンで決めろ 」
もう何でもありかよ。
じゃあ提案させてください。
補習受けなくて良くないですか。
……そう口に出来る訳もなかった。
目の前の状況を見れば。
坂本「 男同士の真剣勝負…負けんぜよ 」
服部「 忍とやろうってんなら…受けて立つぜ 」
互いに火花を散らす_何故_二人の教師。
……そうして始まったのであった。
理科と数学、どちらの補習を受けるかの
真剣勝負が__
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。