色々なことがありすぎて疲れた私は、ちゃっかりそのままベッドで眠ってしまっていた。
寝ぼけていた視界がぼんやりとしているけど、とりあえず文句を言われているのは分かった。
寮長…赤髪の目つきの悪い子…
視界が鮮明になればなるほど、逆にまた夢の中に迷い込んだのではないかと思う。
ここは魔法の使える訳の分からない異空間なのだから。
昨日も思ったけどこの国の人皆髪の色派手だな。
めっちゃ必死に私のせいにしてる。
まあ起きなかったの私なんだけど。
だって朝ってどうしても起きれないんだもん。
まあ嘘だけど、普通に朝弱いだけだけど(
首がはねられるとかいう物騒な言葉が聞こえてきたので、はねられなさそうな言い訳にしておこう。
以外とあっさり許してもらえた。
まあこんなぼけっとしてるのが魔女だとは思えないもんね。
…ていうか、
作り笑いを浮かべたエースという人は、デュースという人と共に部屋を出ていってしまった。
げ、この怖い人と2人きり。
ということは、つまり寮長も言えないんですね。
それで認めたくないのか。
と言われ渡された…置かれたのは大量の資料。
…え、いじめ?(
異世界生活2日目からはや心が折れそうです。
♡&☆please✨
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。