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第2話

340
2024/03/26 10:53
生徒
ねぇあの子、アビス・レイザー様の妹らしいよw
生徒
へー、美人じゃん
あなた
( …チッ
レイン・エイムズ
舌打ちをするな
あなた
…エイムズ
レイン・エイムズ
先輩だ
今日は編入試験。正直暇だ。
私はあなた・レイザー、15歳。
編入組のいろんな生徒が兄を知っているらしい。全員死ねばいいのに😃‼️
あなた
エイムズって今回、副試験管でしょう?こんなところに居ても意味が無いわよ
レイン・エイムズ
お前から殺気が止まらねぇから心配してるんだアホ
あなた
アビス・レイザー
あなた。
あなた
アビス様…!
アビス・レイザー
今回は応援してます。まぁ、貴方の能力なら大丈夫だと思いますが…身体に気をつけて、ね。
あなた
はい、ありがとうございます。アビス兄様もお身体に気をつけてください。
フードと仮面を被っているのが、アビス・レイザー。私の唯一の兄である。
とても素敵で心優しい。
レイン・エイムズ
兄の前では礼儀が正しいのだな。
あなた
うっさい…
顔が赤くなっていく。
レイン・エイムズ
…精々頑張れよ。
ぽん、と私の頭を撫でて手を振りながらどこかへ行ってしまった。
あなた
(エイムズってなんか…謎よね)
私は軽々と試験を合格し、イーストン校に入学することができた。






後日




あなた
…次の授業…
魔法薬学。教室どっち?
あなた
(まあいいか…)
単位はあるし、と思いながら煙草を1本取り出す。
あなた
はぁ、疲れた。
アベル・ウォーカー
…1年
あなた
ひゃいっ!?
びっくりし、煙草の箱を落としてしまう。
アベル・ウォーカー
授業はどうした…というか、煙草?
あなた
あ、えっと、、あなたは…
アベル・ウォーカー
ああ、申し訳ない。アベル ウォーカーだ。お前と同じ、レアンの2年。
あなた
あ、べるさん
あなた
あ、わたし、え、っと
びっくりして言葉が出ない。どうやら私は、アビス兄様が唯一慕っているというアベル様に出逢ってしまったらしい。
アベル・ウォーカー
シッ。
突然アベル様が指を私の口に置いた。
あなた
んっ…?
サボりの生徒は居ないか?
🧑🏻‍🎓
ここで物音がした気がしたのだが…誰もいないようだ
あなた
(…校務主任の△ 先生…)
アベル様が庇ってくださった。
アベル・ウォーカー
… 行ったな。平気か?
あなた
…はい、感謝します
アベル・ウォーカー
…! すまない、近づきすぎた
庇ってくださった時に、距離が近くて恥ずかしくなってしまった。たちまち顔が赤くなる。
あなた
いえ…、//
恥ずかしさから、顔を片手で覆ってしまう。
アベル・ウォーカー
そんな顔をするな… では これから宜しく、あなた レイザー。
あなた
!はい、宜しくお願いいたします。
この時、完全に私はアベル様に堕ちてしまったらしい。

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