第22話

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2018/12/25 11:50
メイド
あの部屋について少しお話します。
ころん
はい
メイド
あの部屋はあなた様と兄様の魔力によって植物が育っている中庭的な場所です。
メイド
今は兄様の魔力のみで育っている兄様の管轄です。
24時間常に魔力の注がれる特別な部屋です。
ここは元々はあなた様のもので、
いつかの日兄様に継がれた場所でもあります
メイド
あの部屋には居るだけで魔力回復ができ、とても心地よい場所です。
けれど解放等をすると植物が反応してしまい逆に魔力の消耗が激しくなるのを覚えておいてください。
莉犬
はい分かりました
メイド
あそこが兄様の宝物の理由は命の恩人であるあなた様に初めて認めてもらい譲り受けたものだからだとわたしは推測しています。
そらる
そうだったんだ…
メイド
次に…思い出すと発作が起こる記憶…について少しだけ…
兄様はあなた様と同じで産まれる前に生誕の神から
助言があり、選ばせてくれたそうです。
メイド
その時兄様はあなた様と同じで3、自分が全てかぶる。
を選びました。
その時生誕の神殿は兄様に
貰ったものは全て返せ、宝物は人に見せるな、宝を晒せば呪いが蠢く…私はこれしか知りませんが他にも助言があったそうです。
メイド
そして産まれた兄様は体が弱かったため呪いに耐えることが出来ず死を待つだけでした。
そんな時まだ数100歳のあなた様が
私が救ってあげるだから君と次に生まれる妹は私に一生ついてきてね君は私と同じだから。
と言ったそうです
ジェル
そんな事があって2人はここに…
メイド
そうです。
そして兄様の呪いを半分以上被ったあなた様のお陰で兄様は助かり、私には全く呪いはありませんでした。
兄様は私が妹だと知りません。
何故なら呪いを嫌った白巫女様の命令で兄様はずっと閉じ込められていたからです…
あなた様のように殺されかけなかったのは呪いがまだ薄かったからですが産まれてすぐから数千年真っ暗な部屋に閉じ込められていたそうです
メイド
私は兄様の事を知っていましたが、あったことはありませんでした。
けれど白巫女様からはお前は大人になったら兄と私の息子と共にあなたに使えなければならない。と教わっていました。
莉犬
私の息子…
メイド
そうです、莉犬君。あなたの事です。
あなたと私と兄様はあなた様に助けられて今生きている。
それを一生かけて恩返しするのは当然ですよね?
莉犬
うん、俺は呪いのこと聞いた時からそのつもり
メイド
それにるぅとくんところんくん
あなた達も本当は呪いを受けるはずだったんですよ。
何故なら人と神の間に子は許されていないから。
生まれてしまった場合は呪いに少なからずかかってしまう。
お2人の呪いを拭いとったのもあなた様です。
中和のため兄様もですが
メイド
お2人も生きているのはあなた様のお陰なんですよ。
るぅと
知らな
ころん
かった…
メイド
着きましたよ、ここが奥の部屋、兄様の宝物です…
メイド
〇△□✕%※…(何かを唱える)
ななもり
∑(’0′*)ハッ!空いた…
さとみ
なんか緊張してきた…
るぅと
行きましょ…ここはいい所です…
そらる
怒られないかなぁ…
メイド
大丈夫です。
これは私の自分勝手な行動です
責任は私が取りますので
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ジェル
うわぁぁぁ
莉犬
す、すごい…
ころん
この家にこんなところが…
るぅと
〇△□✕%※(何かを唱える)
植物→ゆらゆらと揺れるまるで笑っているかのように
るぅと
ふふっ(*´v`)
植物のみんなは大歓迎みたい(*´v`)
ななもり
るぅと凄い…
るぅと
まふまふさんに教えてもらったので…^^*
メイド
ここの部屋で喋れば兄様に届くはず…
メイド
自分勝手な妹でごめんなさい、でも兄様が呪いに苦しむ姿を見たくないのです、そしてあなた様が本当は…グスッ….˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.
さとみ
え、めいどちゃん大丈夫??
本当はあなたが…?もう良くわかんないよ…?
そらる
まふ…ずっと一緒だったのにまふのこと知ろうとしなくてごめんなさい。
何も隠さないで…お願い…助けになりたい…(ボソッ)
ジェル
そらるさん…
莉犬
お姉ちゃん、まふくん。
俺、これからはメイドちゃんとずーっと一緒に支えるから。
約束だよ!!
ころん
お姉さんに従兄弟…
もうなんでもいいけど、2人のことずっと、これからもずっと支えていくから。約束。
るぅと
あなた、まふまふさん…
我慢しないで、頼ってください。
ここに来るのみんな止めなくてごめんなさい。
僕もめいどちゃんもみんなを連れてきたかった…
ななもり
3人とも…
ガシャン
皆→Σ(OωO )ビクッ!?

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