第5話

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2024/04/17 10:13
宮舘さんがタバコ吸っているシーンがあります。

実際に吸っているのかはわかりません。

あくまでフィクションです。
ガチャッ



玄関で靴を脱ぎ、リビングへ向かう。

リビングの電気は付いているようだが涼太の姿は見えない。
渡辺翔太
渡辺翔太
涼太ー?
リビングに入り、見当たらない姿を探しながら名前を呼んでみる。



ガラガラッ
宮舘涼太
宮舘涼太
おかえり
渡辺翔太
渡辺翔太
涼太、ベランダにいたの?
カーテンが閉まっていて気付かなかったがベランダにいたようだ。
渡辺翔太
渡辺翔太
あれ?タバコ…、?
宮舘涼太
宮舘涼太
すこしだけね
基本吸わないのに…。

というか、ちゃんと吸っているところは初めて見た。

何か、あったのだろうか。
渡辺翔太
渡辺翔太
なんかあった?
宮舘涼太
宮舘涼太
なんかって?
渡辺翔太
渡辺翔太
いや、タバコ珍しいから
宮舘涼太
宮舘涼太
…、たまにはいいかなって思っただけだよ
渡辺翔太
渡辺翔太
…そう
なんだ、このちょっとした気まずさは。
宮舘涼太
宮舘涼太
あ、じゃあ夕飯作るね
渡辺翔太
渡辺翔太
ありがとう
宮舘涼太
宮舘涼太
卵あるからオムライスでいい?
渡辺翔太
渡辺翔太
ん、いいよ
夕飯や入浴など、それぞれ進めていく中で俺は新しい家を決めた。

この勢いに乗って、涼太にも言おう。

早い方がいいに決まっている。

一段落ついてソファーに座ってテレビを見ている涼太の左隣に座った。
渡辺翔太
渡辺翔太
涼太
宮舘涼太
宮舘涼太
なに?
渡辺翔太
渡辺翔太
俺、新しい家見つけた
宮舘涼太
宮舘涼太
え、家?
渡辺翔太
渡辺翔太
うん
渡辺翔太
渡辺翔太
早速、明日引っ越しの手続きするつもりだから、すぐに涼太の家を出られると思う
宮舘涼太
宮舘涼太
少し、驚いた表情をしているように見えた。
渡辺翔太
渡辺翔太
図々しくお世話になったお礼をどうするかは改めて考えるから。
まじでお世話になりました
涼太に向かって俺は座ったまま頭を軽く下げた。
宮舘涼太
宮舘涼太
涼太の声が全く聞こえず、不思議に思い顔を上げる。
渡辺翔太
渡辺翔太
涼太…?
宮舘涼太
宮舘涼太
あの先輩…
渡辺翔太
渡辺翔太
え?
宮舘涼太
宮舘涼太
あの先輩のところ行くの?
渡辺翔太
渡辺翔太
どういうこと?
宮舘涼太
宮舘涼太
今日翔太のこと迎えきてたでしょ?
渡辺翔太
渡辺翔太
え、なんでそれを
宮舘涼太
宮舘涼太
ベランダから見てた
渡辺翔太
渡辺翔太
あ、そういうこと
渡辺翔太
渡辺翔太
で、あの先輩のところにいくって…
宮舘涼太
宮舘涼太
帰りも送ってもらってたし、前にも一緒に話してるとこ見かけた
俺のことをそんなに見ていた、のか…?
宮舘涼太
宮舘涼太
頭も撫でられて、嬉しそーな顔してるし
渡辺翔太
渡辺翔太
涼太の話について行けなくなってきた。
宮舘涼太
宮舘涼太
俺のとこよりあっちの方が良かった?
渡辺翔太
渡辺翔太
まっ、待って!何の話なのか…
宮舘涼太
宮舘涼太
俺、一回も出ていってなんて言ってない
渡辺翔太
渡辺翔太
ポカン…、

今の俺の表情にはこの効果音がピッタリだと思う。
宮舘涼太
宮舘涼太
なんで急に出てこうとしてるの?
渡辺翔太
渡辺翔太
理解は追いついておらずに、言葉も出ない。
宮舘涼太
宮舘涼太
…正直、今の関係性をあえてハッキリさせないまま居心地の良いところだけを楽しんでた
渡辺翔太
渡辺翔太
…え?
宮舘涼太
宮舘涼太
現実的に叶う可能性が低い。
だけど、幻的な感覚でもそれに浸れるならって、男としては凄いダサいことだけど
渡辺翔太
渡辺翔太
ちょっ、え、あの、え?
すると、涼太は一気に俺との距離を縮めてきた。

驚いたのも束の間、気が付けば左耳に涼太の息がかかる距離となっていた。
渡辺翔太
渡辺翔太
っ!?//
宮舘涼太
宮舘涼太
翔太、俺に期待してって言ってるみたいな反応するから
渡辺翔太
渡辺翔太
っ、//
つい、言葉にもならない声が出る。
宮舘涼太
宮舘涼太
ほら
そう言って、涼太は俺の頬に自分の頬を少し当てた。
宮舘涼太
宮舘涼太
翔太顔あつい
渡辺翔太
渡辺翔太
なっ!?///
咄嗟に顔を離す。

驚いた表情で涼太を見た。
宮舘涼太
宮舘涼太
…顔、真っ赤だよ
見たことのない、色気に満ちた笑みを浮かべた涼太がそこにはいた。
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