『よろしくね、/』
そういう彼女はとても心強く生きていて
前を向いて歩んでいるんだと心強く感じた
だから、僕もあなたのように前を向いて進まなきゃ。
「あなた、」
『ん?』
君の笑顔を見ると僕まで笑顔になるよ。
『どうしたの?』
「ううん、なんでもない」
僕が笑ったら、あなたもふふって
少し照れくさそうに笑った
『ちょっと出かけてくる』
「·····どこに?」
『ふふっ、売店だよ( 笑 )』
「気をつけてね」
僕はそうとうな過保護らしい。
点滴スタンドを持って立ったあなたは
少しふらついていて
「!、大丈夫、?」
『あぁ、うん、ありがとうっ、』
支えようと思って体を起こしてみるけど
たくさんの管に繋がれていて動くことができない
「ほんとに?大丈夫。、?」
『うん、ありがとう』
君は少しぎこちなく笑ったあと、部屋を出ていった
こういうとき、僕が1番に
あなたを支えてあげられたらいいのに。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。