第6話

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2024/04/28 04:13


倫太郎が小さくなってはや1週間
みんなもう慣れつつある



「りょがー!!!」
「うぐっ、、、りんちゃん、おも、、」
「おはようりょが!」
「おはよー」



朝は倫太郎がダイブで起こしてくれる
寝起きは機嫌の悪い匡也も一生起きない夕も、倫太郎が起こしに行くとご機嫌で起きてくる



「倫太郎いただきますして」
「いたーきましゅ!」


朝ごはんは莉玖がいつも作ってくれる
倫太郎は朝からモリモリご飯食べてくれるから莉玖も作り甲斐があって楽しいみたい!


「倫太郎、ニンジンは?」
「・・・」

ニンジンが苦手な倫太郎
匡也に指摘されてしょんぼり、、

「なに、倫太郎ニンジン食えねーの?」
「だって、、、りんちゃん、、、」
「ニンジン食えねーのダッセーぞ!!」
「ダサくない!りんちゃん食べれるもん!かっこいいから!!」

そう言ってちょっと星型ニンジンと睨めっこし、パクッと食べた!

「おー!りんちゃんえらいね!!」
「たべた!りんちゃんかっこいい!!!」
「ごちそうさまでしたできたらもっとかっけーぞ!」
「ごちそーさまでちた!!!」
「はい!えらい!」


お分かりの通り「かっこいい」に対してすごくこだわりのある倫太郎
めんどくさいけど扱いやすいことに気がついてからは、いい関係性を築けていると思う



ご飯を食べたらお着替えをして、リビングでお絵描きしたり、テレビを見たりのんびりしている




そんなときだった

「りょーがー!」
「なーにー?りんちゃんどうしたの?」
「きてー!!!」

ソファに座って足をパタパタさせてる倫太郎

「なに、どうしたん?」
「りょが、おめめ!とじて!」
「目?とじればいいん?はい、とじたよ」

ちゅ

唇にぷちゅっと当たる何か


「え?りんちゃん?チュウしてくれたん?」
「うん!」
「ありがとう!でもなんで?」
「あんね!チュウは1番だーいしゅきな人とするんだよ」
「そうやなあ!よく知ってるね!」
「りくがいってた!」



倫太郎の話だと、リビングでお絵描きをしていたら
キッチンで莉玖と匡也がキスしているところを見たらしく
いつものテンションで、チュウしてるー!って大騒ぎしたらしい

そしたら莉玖が倫太郎に
「チュウは1番好きな人とするんだぞ、だいすきだよ!って伝えるためにやるんだよ!」
って教えたらしい


「だから、りんちゃん、1番だーいしゅきなりょがと、チュウするの!」
「そっかそっか!倫太郎は俺が1番好きなんか」
「うん!だいしゅきだよ!」
「俺も、倫太郎が1番大好きだよ」
「❀(*´▽`*)❀もっかいしよー!」
「いいよー!」


その後は倫太郎の気が済むまでチュウして
俺もなんかイチャイチャスイッチ入って小さな倫太郎を抱きしめて、ずーっと色々なところにチュッチュしてた

倫太郎は楽しかったみたいでキャッキャいいながらケタケタ笑ってた

本当に倫太郎ってばかわいい







「あー!!!怜芽ずりいぞ!!!!」
「やー!うー!こないでー!!」
「なんでそんなこというんだよ!まてー!」
「きゃー!」


運悪く夕に見つかってしまい、追いかけ回される倫太郎
なんだかんだ楽しそうで笑いながら逃げてる
結局倫太郎は捕まり羽交締めにされ、そこら中にチュッチュされてる

いやいやー!っていいながらも、楽しそうにしている倫太郎をみて、かわいいなあってニヤニヤしちゃう



「倫太郎!俺ともしようぜ!」
「おれもー!」
「あんまりやりすぎたらあかんよー!」


結局みんな倫太郎が大好きでみんなでチュッチュした日
みんなも楽しそうだし倫太郎も嬉しそう




あんまりそういうのが得意じゃない健土はソファに座ってずっと見てたけど、

「けんと!だっこ!!」
「おお、おいでー!」
「健土のことも、しゅきだよ!」

そう言ってほっぺにチュッとした倫太郎


健土は予想外の出来事にびっくりしてた


「けんとはー?りんちゃんのこと、しゅきー?」
「んー?すきだよー!」
「りんちゃんもねえ!しゅきー!」
「ありがとう倫太郎〜」


そう言って倫太郎のほっぺにチュッチュする健土
あまりにも珍しい光景に動画を撮る莉玖



今日もこうやって倫太郎はみんなからたくさんの愛をもらってるし、たくさんの愛をあげてるね

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