「えーー?!?!?!」
朝からでかい声ださないでよ
なにもう
「りんたろ、、、うるさい、、」
「怜芽起きて!!!!!!どうしよう!!!!」
「うるさいもう少し寝たいの」
「りょうがあ(泣)」
もう!なんやねん!!!!
そう思って頭を叩こうとした瞬間目に入ったのは子ども
子ども?
子ども?!?!?!?!
「え?!???!誰?!?!?!?!」
「りんたろうだよお」
「え?倫太郎なの??え?」
「うん、、朝起きたらこんなで、、、」
理解しきれなかった
何が起きてるんやこれは、、、
「とりあえず、莉玖」
「りんたおも行く!だっこ!歩けない!」
「ああ、ごめんごめん」
小さくなった倫太郎(仮)を抱っこしてとりあえず莉玖の部屋へ
「莉玖、ちょっと助けて」
「なにー?」
倫太郎(仮)をみて固まる莉玖
「え?子ども?」
「莉玖う、りんたおだよお」
「え?倫太郎なの?は???」
「朝起きたら体が縮んでしまったと」
「そうなの、、どうしよう」
俺に抱っこされて今にも泣き出しそうな倫太郎(仮)は俺のシャツをギュッと握ってきてそれはそれはかわいくて
「幼児退行ってほんとにあるんだな、、」
「幼児退行ってなに?聞いたことないんやけど」
「赤ちゃん返りのこと、でも体が小さくなるのは知らなかったなあ」
幼児退行、、、
ストレスが原因のこともあるらしい
最近倫太郎忙しかったもんな、、
幸いにも大きい仕事は全部終わって落ち着いてる
今でよかったとホッとしてしまった
「とりあえずみんなにもいわな!」
「まーそうだな、とりあえずリビングいこ」
「ねえ、りんたお治る?」
「治る治る!大丈夫だよ!!」
不安でいっぱいの倫太郎
それを察した莉玖は優しく力強く頭を撫でた
倫太郎嬉しそうにしてる、、かわいい
莉玖からもらう大丈夫ってすごいパワーがあるんやなってなんかすごい俺も安心しちゃった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。