「ねぇねぇ、ライブってまじ秒じゃない?」
樹「ねぇ言葉遣いヤダ!」
「クソガキがいるねぇ」
樹「あなた!めっ!」
大我「あなたの口の悪さって北斗に似たよね」
北斗「俺?!」
変なところに飛んで行った話の種
北斗は目をまん丸にしてこっちを見ていた
「どっちかと言うとダディ」
優吾「は?1番ねぇだろ」
ジェシ「こういうとこだよね」
「ね」
慎太郎「あ!そうだ!」
1個話題が切れるとすぐに違う話題がやってきて
どんどん移り変わっていく
最終的には宣伝するのも忘れて
イヤモニで指摘されて気づく
「私はとくに宣伝はないかなぁ」
慎太郎「え、あるじゃん」
「なに?」
イヤモニを外すと
慎太郎が近くにやってきて
慎太郎「表紙やるでしょ?an・an」
と言われた
「もう発表された?」
マイクを通すと慎太郎が
慎太郎「してるよ!」
とマイクを通して言う
「はーい、an・anの表紙やらせて頂きます!来週発売日なので予約してください」
慎太郎「表紙安定に濡れてるよね」
「いっぱい霧吹きシュッシュッしてもらいました」
えへへと笑ってふと気がつく
私、来週生きてるのかな
自分の表紙雑誌を見ることなく死ぬのかな
「みんなちゃんと買って抱いて寝てね」
私は間に合えば棺に入れてもらって
抱いて眠るからね
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!