ーあなた目線ー
あの後竜ちゃんに拘束を解いてもらい無事逃げ出すことが出来た
逃げてきた時にはもう日付が変わっていた
結構長い時間あの地下室にいたんだなぁ
怖かった……
手が震えて目に溜まった涙で視界が歪む
もしあの時竜ちゃんが来てくれなかったと思うとゾッとする
竜ちゃんは私のヒーローだ
なんで竜ちゃんはこんなに優しいんだろう…
いつかお礼しなきゃな
〜竜胆宅〜
玄関__
靴を並べてお家にお邪魔する
うわぁ……広っ
そう言って渡されたのはコップに注がれたお水だった
なんで…今?
まあ…別に大丈夫だけど…
よしこれでお風呂に
あれ……なんか頭がぽわぽわする
だんだんと意識が遠のいていく
凄く眠い……
もしかして水に何か入れられた?
チラッと竜ちゃんを見ると薄笑いを浮かべているように見える
嘘だ…
きっと私の気のせい
きっと……
そこで私の意識は途絶えた
ではまた次回╰(*´︶`*)♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。