第5話

さくの本音
16
2023/02/12 11:26
佐久  あかり
佐久 あかり
ただいま〜
東海   あきら
東海 あきら
ただいま
遠川  さく
遠川 さく
ただいまー
中村  いちろ
中村 いちろ
……おかえり…夕飯、できてる。
買い物を終えて私たちは家に帰ってきた。
東海   あきら
東海 あきら
夕飯できてるなら女子組と男子組に分かれて風呂と食事を済ませるか。
そっか。ここ4人住んでるのにお風呂ひとつだもんね。1人ずつ入っていられないのか。
遠川  さく
遠川 さく
じゃあ先に夕飯食べてもいいかな?
東海   あきら
東海 あきら
いいぞ
中村  いちろ
中村 いちろ
うん
そう言うなりあきらくんといちろくんはお風呂に移動した。
遠川  さく
遠川 さく
じゃあ準備しよっか
佐久  あかり
佐久 あかり
うん!
冷蔵庫からいちろくんが作ってくれたハンバーグを出す。それを電子レンジで温めて、食卓に持っていく。そして私たちは向かい合わせに座った。
佐久  あかり
佐久 あかり
いただきますっ!
遠川  さく
遠川 さく
いただきます
佐久  あかり
佐久 あかり
……
遠川  さく
遠川 さく
……
沈黙…なんでか昔から苦手なんだよね。でも話すことないしなあ……
遠川  さく
遠川 さく
ねえ、あかりちゃん。
佐久  あかり
佐久 あかり
なに?
遠川  さく
遠川 さく
私、あかりちゃんが来てくれてとっても嬉しいんだ。
佐久  あかり
佐久 あかり
良かった。なんで?
遠川  さく
遠川 さく
それは…
あれ?私もしかして聞いちゃいけないこと聞いた!?
佐久  あかり
佐久 あかり
あ、あの話したくなければべつにいいから
遠川  さく
遠川 さく
ううん。聞いてほしい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あのね、昨日あきらくんが言ってたようにいちろくんとあきらくんは幼なじみなの。
でも、私はちがう。
だから今まで肩身が狭かったんだ。
あきらくんは関係ないって言ってくれるし、 いちろくんも私にあきらくんと同じように接してくれてる。
でも、いちろくんが私の前ではしない笑顔をあきらくんに見せたのを見ちゃったんだ。
それで、ああやっぱり私は部外者なんだ。いない方がいいのかもって思ったの。
でも、あかりちゃんが来てくれてちょっと気が楽になったんだ。
だから、あかりちゃんが来てくれて嬉しいんだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
遠川  さく
遠川 さく
ごめんね。重いよねこんな話。今の忘れて…
さくちゃんは泣いていた。それをみてああ、辛かったんだろうな。と思った。
佐久  あかり
佐久 あかり
そんなことないよ!会って2日なのにそんな話聞かせてもらえてうれしいくらい!
私は精一杯の笑顔を浮かべる。本当に嬉しかった。私にそこまで心を開いてくれたことが。
佐久  あかり
佐久 あかり
だから、ね。泣かないで。私と一緒に笑おう?
遠川  さく
遠川 さく
うん。優しいんだね。
佐久  あかり
佐久 あかり
私?
遠川  さく
遠川 さく
そう。
佐久  あかり
佐久 あかり
えへへ。でもさくちゃんもしっかりしてるよね。
遠川  さく
遠川 さく
そんなつもりはないんだけどね。ありがとう。
しばらくそのまま2人で笑いあっていた。
もちろんご飯も食べ終わった。
東海   あきら
東海 あきら
あがったぞ。
遠川  さく
遠川 さく
じゃあお風呂入りましょっか。
佐久  あかり
佐久 あかり
うん!
そのあと私はお風呂やらなんやらの支度をし、ソファーにねっ転がった。私のベットが届くまでの寝床だ。さくちゃんは自分がソファーで寝ると言ってくれたが、申し訳ないので断った。
佐久  あかり
佐久 あかり
明日、学校かあー。ドキドキして寝れないよ!
そんな言葉とは裏腹に私は数分で寝息を立て始めた。
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作者
作者
こんにちは作者です。
どうしても書きたくて。中学行きませんでした。すみません。
また、今回話が長くなってしまいました。すみません。
次回こそ中学に行きます。
それではさよなら〜

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