♡♡♡♡♡♡~あなた~♡♡♡♡♡♡
ピピピッ!ピピピッ!
私はやたらとうるさく感じる時計のアラームを止めた
起き上がって制服に着替えて朝ごはんを食べて学校に向おうと家を出た
いつも家の前で私を待っている姿が見当たらない…。
少し周りを見て、やはり居ない…と思った
やっぱり、昨日の事は現実で夢じゃなかった
分かっていても私はしばらく待ったが来ないので学校に1人で向かった
あー!実につまらん!寂しい!
毎朝、楽しく登校してたのに1人だとこんなにもつまらなくて寂しいんだな…と思った
♡♡♡♡♡♡~天奈~♡♡♡♡♡♡
ピピピッ!…ガチャ!
私はアラームがなってすぐに目を覚まし時計を強く叩いて止めた
私はすぐに起き上がって顔を洗って鏡を見た
いつも眠りが浅いのに昨日はいつも以上に眠れなかったせいで目の下のクマが酷かった
学校に行きたくないな…
あなたと狼王子に会いたくない
今思えばなんであんな風に気持ちを言ってしまったのだろう…
私は悩んだ末に学校に行くと決めた
家を出て、一瞬あなたの家の方に向かいそうになったが気がついて向きを変えて学校に向かった
つまんないな…毎朝楽しかったのに
私はいつも喧嘩したら先に謝る
でも、今回は…今回だけは絶対に私からは謝らない
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
大牙先輩は私に気を使ってくれたのだろう
大牙先輩も昨日の天奈ちゃんの宣戦布告は堪えただろうに…
私は大牙先輩のああいう所好きだなぁ~と思って胸をドキドキしながら教室に向かった
教室のドアを開くと天奈ちゃんの姿が既にあった
机に突っ伏していた
先程のドキドキとは違ったドキドキを感じながら私は教室に入った
あ、こいつ桑田秀斗
男友達の中で多分1番仲が良いと思う
そのままチャイムが鳴る五分前にやっと終わった
そして、秀やんはお礼を言ったあと
顔を少し近づけて小声で囁いた
こいつは普段お調子者だけど誰かの心境の変化に誰よりも鋭い
あーさっきから気になると思うけど
秀斗の事私は秀やんって呼んでるよ~
秀やんは私の事あなたやんって呼びあってるんだ!
さてと…
今は秀やんがフォローしてくれて何とかできたけどずっとこんな訳はない
私から天奈ちゃんに話しかけた方がいいのか…それとも待つのか
あの気持ちの返事をした方がいいのか…
それとも、しないで分からなかったフリをしていつも通りにするのか…
いつも通りは絶対ダメだよなぁ~
なんか視線が…???
何の気なしに視線を感じる方に目を向けると
パチッ!
天奈ちゃんと目が合った
バカぁ~~!!!!
なんでわかりやすく顔を逸らしたんだよぉ~!
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・
はい!どうも!
作者のMANAです!
え~今回からあなたと天奈の少しだけ本当に少しだけ暗くなる話が続きマスが
よろしくお願いします!!!!
それから、いつも読んで下さっている方々!
お世話になっております!これからもどうぞよろしくお願いします!!!!
私の書いている他の小説もチラ見程度でもいいので読んでくだされば嬉しい限りです!
…なんで他の小説までオススメしとるんじゃ(殴 痛い😣!
ではでは!これからも「ひつじ少女には狼王子が丁度いい」をよろしくお願いします^^*
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。