第8話

#.6 始まり
6,560
2023/04/02 12:00












反射的に腕を顔の前にあげて、ぎゅっと目を瞑って、
来るであろう衝撃に備えた。





























けど、想像してたみたいな痛みは全くなくて。

そっと目を開くと、目の前には誰かの背中が見えた。



???
 …っぶね! 
m o b u .
 おお…! 彰人、ナイスっ!! 
あなた
 …あき、とくん? 



顔の前を覆っていた腕を下ろして、
完全に興味本位で目線をあげる。



サッカーボールを胸の前に持って、
私の方を覗き込んでくる彼。


橙色の髪の毛を遊ばせて、前髪に黄色いメッシュが
入っている姿は、完全にチャラそう…

そんなイメージを持たせる容姿だ。



東 雲 彰 人
 ごめんね、大丈夫?…怪我はない?? 
あなた
 あ、…はい。ありがとうございました 
東 雲 彰 人
 それならよかった (( ニコッ 




冬弥が話す " あきと " くんとは違うのかな。

…どちらにせよ、きっともう関わることは無いだろうし。




単純に怪我をする事を防いでくれた目の前の彼に
心からの礼をして、彼の横を通り過ぎようとした。







そんな時に、進行方向とは真逆に強い風が吹いてきた。























______ まるでそれは、何かが廻り始めるかのように。






















その風は私のパーカーのフードを攫っていった。







東 雲 彰 人
 …! 
あなた
 うわ、寒… 




そこそこ長い水色の自分の髪が風に撫でられて舞う。


…早く学校の中に入ろ。

そんな事を思って、歩く速さを早めた。
































だから、冬弥をよく知っている彼が、
私の方をじっと見ていたことなんて知らない。








     ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


     皆様、完全にお待たせし過ぎてしまって
申し訳ないです🙇‍♀️💦


私生活が忙しすぎて、小説を書くのに
スランプに陥ってしまって…

なんなら、こちらのアカウントにログインも
できなくなる始末で…笑


最後の更新からめちゃめちゃ期間が
空いてしまったのですが、

完結に向けてぼちぼちと更新していきたいと
考えております🤤



宜しければ再びご愛読くださると嬉しいです➿

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