数時間前
師範の鎹鴉からの伝達で任務に行くことに
師範が場所を聞いてからどこか物静かな気がする
いつもならもっと騒いでる
食べ物に過剰に反応するのに今日は反応なし
まるで嵐の前の静けさみたいだ
街に入る手前辺りで布を被り始めた師範
本当に髪ボサボサじゃないのに
変なの
ザッザッ
人は居るけどなんだか控えめ
僕達の足音が聞こえるくらい静か
街の人がさっきから僕たちを見てヒソヒソ何か話してる
どうでもいいけど気になる
この場には合わない儚い微笑み
見下ろされてる僕は師範の微笑みがどこか辛そうに見えた
僕に言って…ない、
違う、この人たちの視線は僕じゃなくて
僕の後ろに立っている…
師範に向けられたものだった
新しいお話の始まりです
任務地はどーこだ???
乞うご期待✌️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。