伏見さんと過ごす、
このちょっぴり変、だけど居心地がいい。
そんな日常がすごく楽しい。
なんてことを友人の種田 誠と
お昼を食べているときにぼーっと考えていた。
「大和って伏見好きなの?」
…ん?
「好き? ……え!?」
「いやなんか、2人セット感あるし。」
「…僕は伏見さんを好きなのかな? 」
「え、違うの?」
考える。
伏見さんの優しさ、柔らかい笑顔、愛らしさ。
「わかんないけど、好き…かも」
「その見た目で乙女みたいな反応ずるいわー」
とケラケラ笑う種田。
そうか、僕は彼女に恋をしているのか。
ピュアな大和くんに
いつも癒されている種田でしたとさ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!