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6人のヒョンたちと
たくさんお喋りをしながら
お昼ご飯を食べた後は
テテがどんなお歌を教えてもらったのか、時間が許す限り歌って披露した
毎晩この歌声を聞いて眠りたいッッッ!!!!
と、ジンは滝のような涙を流しながらテテをぎゅっと強く抱きしめた
本当はまだまだ聞き足りないし、ずっとテテのお歌を聞いていたいけれど………
そろそろ、部屋を出ないと午後からの研修に間に合わなくなってしまうので………
本当にいい歌声だった、上手だった、ということを簡潔に伝えて
6人のヒョンたちは発表資料や筆記用具を持って、ドアの方へ歩を進める
優しく
ホソクがそう聞くと
テテは頷いてくれた
それまで、お留守番頑張ってくれるか?と
ナムジュンが聞くと、また可愛く頷くテテ
帰ったら速攻聞く
速攻、癒しを摂取する
6人のヒョンたちは心にそう誓って、部屋を出た
一方、テテはというと
ヒョンたちが見えなくなるまで、ふわふわ笑って手を振っていたけれど
ドアがしまった途端
ちょこちょこ、と
まだ治ってない足で走って
リモコンを持ち
テレビをつけた
今日からはテレビのおかげで
楽しくヒョンたちを待てそうだ
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!