亮平side
お風呂に直行した。
なんで、あんなに酷いこと言っちゃったんだろう。
辰哉は何にも悪くないのに…。
次の日。
大学…、行きたくないな。
俺は嘘をついた。
涙が出てきた。
すると部屋の前をちょうど起きたらしい辰哉が通った。
そして、驚いたように駆け寄ってくる。
違う。この涙は…罪悪感からだ。
謝罪の言葉が口をついて出た。
そう言って、2人は薬などを取りに部屋を出て行った。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
騙してごめんなさい…、
その日から、俺は大学に行かなくなった。
涼太side
亮平が大学に行かなくなってから3週間が経った日、亮平の友達が訪ねてきた。
最近、亮平は全然ご飯を食べてくれない。もともと細かったのに、さらに細くなってしまった。
俺は、亮平のいる部屋のドアをノックする。
亮平がそう言うので、俺は北斗くんを中に通した。
そして、俺もいていいと言うのでそこにいさせてもらった。やっぱ亮平のこと心配だしね。
その言葉を聞いて驚いた。あの亮平が授業に出ないなんて…!
北斗くんが亮平の腕を掴んで袖を捲り上げた。
そこには、いくつもの痣があった。
亮平は泣き出してしまった。
亮平は首肯し、ぽつり、ぽつりと話し出した。
…大学で、いじめを受けているんだって。
北斗くんが帰った後。
さらに泣き出した亮平の頭をそっと撫でた。
はい!ここで切ります!
次は家族会議のお話です。 お楽しみに!
ここまでスクロールお疲れ様でした。
応援よろしくお願いします🙇♀️
リクエスト大募集中です📢
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。