お話の途中ですが、辰哉くんは元気という設定でお読みください🙇♀️
(次のお話では、辰哉 高熱 に戻ります)
照side
金曜日、起こされて目が覚めると亮平の顔が目の前にあった。
亮平は何か言いかけていたが、俺はあまりに驚きすぎて飛び起きてしまい、思いっきり頭に頭をぶつけてしまった。
2人して頭を押さえていると、亮平の後ろにいた翔太が焦ったように駆け寄ってきた。
亮平が翔太に向かってピースサインをすると、翔太は呆れたように腰に手を当てた。
2人に背中を押されて下に行くと、みんなが笑顔で食卓にいた。
朝ごはんを食べて仕事に向かう。
仕事では、慎太郎が誕プレにチョコレートをくれて、仕事帰りにタピオカドリンクを奢ってくれた。
嬉しかったし、おいしかった……!
夜は、誕生パーティーをみんなで楽しんだ。
ご飯後には、みんなが一言ずつ手紙を読んでくれたよ。
ここに生まれてきてよかった。
みんなと出会えてよかった。
俺は、ほんとに恵まれてる。
ちょっとうるっときたのを隠すように、笑顔で言った。
そしたら…、
康二が抱きついてきた。
みんな次々とくっついてくる。
ちょ、すごいことなってるって笑
3人も抱きついてきて、さらにすごいことになってる笑
そのあと、笑いが込み上げてきてみんなでずっと笑い転げてた笑笑
幸せだな。
大好きなチョコレートケーキを食べながら、心からそう思った。
…はい!
ひーくん、誕生日おめでとう🥳
31歳ですね〜!
今年もその笑顔をいっぱい見られますように!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。