第22話

辰哉 高熱 1
730
2024/05/13 22:59
わがままな姉様のリクエスト





辰哉side






はぁ…、疲れた…。


最近、ゲームの調子悪くて。スランプってやつ?

で、がむしゃらにやってたら、目と気持ちが疲れた。






「このTATUYAって人、なんでゲーマーになれてんの?」

「こいつ見てもすげえって思えない。下手だなぁ」

「何これ、遊びとでも思ってんの?どーせ金持ちでしょ。楽に暮らしてきたんだろうなぁ、私はこんなに苦労してるのに」

「プロゲーマーの世界舐めんな」

「TATUYAってやつ◯んじまえよ」




インスタのゲーマーとしての俺のアカウントにアクセスすると、こんな文字が目に飛び込んできた。





え……、


俺ってそんなに必要ないのかな。


…もしかしたらみんな、そう思ってるのかもしれない。









その日から、俺は壊れていった。















翔太side





辰哉がおかしい気がする。

なんか、常にぼーっとしてるというか。
まあもともとぽけーっとしてるやつなんだけど、笑


ご飯も全然食べてなかったし。


だけど、まあそんな日もあるか、ってあまり気にしてなかった。


しばらくそんな感じだったんだけど。



辰哉がおかしいと思い始めてから3日後の朝、下に降りてきた辰哉を見てびっくりした。


辰哉の目の下には、すごく濃い隈ができてたんだ。
涼太
涼太
おはよ…辰哉⁉︎
亮平
亮平
どうしたの!
辰哉
辰哉
…え?何が?ニコッ
涼太
涼太
いや、隈…
辰哉
辰哉
え?ああ、これね。最近ゲームの調子悪くてさ〜。練習してたら気づいたら2時くらいで…
亮平
亮平
え〜?もー、ダメだよ〜
辰哉
辰哉
ごめんごめん
翔太
翔太
もうちょっと寝とけば?
辰哉
辰哉
んーん、大丈夫
…やっぱり顔色悪い。絶対なんか隠してるじゃんあいつ。ひとりで頑張りすぎんなって何度言ったらわかるんだか!
辰哉
辰哉
顔洗ってくる〜


……とりあえずもうちょい様子見か…













…はい!ここで切ります!

リクエスト作品でございます。ありがとうございます😊

辰哉はどうなるのか…⁉︎

お楽しみに!     では、また次のお話で。

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