第12話

新たな発見
626
2020/02/11 14:59
寮に帰っても質問攻めで、飽き飽きして郁也はさっさとやることを済まし、一人早めに就寝する
御幸一也
御幸一也
今後のこと相談しに来たら、もう寝てるのかよ
選手
いつもの倍のスピードで動いて早かったですよ
郁也さん
一年が椅子を回し笑って言う
選手
俺、バット振ってきますね
遊佐(3年)さんも今出ていかれたので当分帰って来られませんので、御幸さんゆっくりしていってください
別の一年とともにバットを持ち外へ出ていった
御幸一也
御幸一也
ゆっくりって言ってもこいつ寝てるんじゃ、話せないだろ
沢村栄純
沢村栄純
俺も義妹さんのこと聞きたいです!
突然現れる沢村
御幸一也
御幸一也
うわぁ!びっくりしたー。沢村お前いつの間に
倉持洋一
倉持洋一
俺もいるぞ
後ろから、倉持も現れる
御幸一也
御幸一也
お前ら何でいんだよ
沢村栄純
沢村栄純
義妹さんのこと聞きに来たんっす!
御幸先輩に聞いても、はぐらかされるので弟さんに聞こうと思って
御幸一也
御幸一也
で、お前も聞きに来たと
倉持の方を見る
倉持洋一
倉持洋一
練習終わり何か話してただろ
それが気になるからなヒャハハ!
御幸一也
御幸一也
お前らは他人事でいいよな
倉持洋一
倉持洋一
まぁ、こいつが寝てるんだったら明日聞いてやるか
沢村栄純
沢村栄純
何言ってるんっすか!
ここまで来たら聞きますよ!
弟さん起きてください!
郁也の体を揺らし起こす
倉持洋一
倉持洋一
バカ村!
御幸一也
御幸一也
やめろ!
倉持が沢村を引き剥がすが時すでに遅し
御幸郁也
郁也は、アイマスクを浮かしその隙間から沢村を見る
沢村栄純
沢村栄純
あっ!弟さんようやく起きました…
沢村はギョッとする
郁也は殺気を放つような鋭い目つきで沢村を睨む
御幸一也
御幸一也
いやー何にもねぇから
倉持洋一
倉持洋一
悪かったな
起こして
郁也はそのまま眠りについた
沢村栄純
沢村栄純
な、何なんですか!?あの殺気!
倉持洋一
倉持洋一
バカか!お前は!
沢村栄純
沢村栄純
オレが何したんっすか!
御幸一也
御幸一也
あいつが寝ているとき起こすのはご法度
倉持洋一
倉持洋一
あいつは、寝起きと寝てる時に起こしたりするとめっちゃ怖えんだぞ
御幸一也
御幸一也
普段どんなに親しかろうとな
倉持洋一
倉持洋一
だから、俺ら(青道野球部)は絶対にあいつの寝起きと寝てるときには話しかけないようにしてるんだ
沢村栄純
沢村栄純
でも、この前御幸先輩のこと起こしてましたよね!
御幸一也
御幸一也
そういうやつだ
〜郁也が起こす側〜
御幸郁也
一也起きろよー!
布団をはぎ取る
御幸一也
御幸一也
…今何時だと思ってんだよ
御幸郁也
えっ、12時過ぎ。まぁいいじゃねぇか!ゲームするぞ!ほら、倉持から新しいカセット借りたからよ!
 一也の手を引き無理矢理にでも起こそうとする
その場には、倉持となぜか沢村もついてきていた
※いつも通り、倉持たちの部屋で行った
〜郁也の寝起きの場合〜
静かに、歯を磨いている御幸兄弟のどちらかを見つけた前園
前園健太
前園健太
よぉ!お早う御幸…
方に手を置こうとするか
白州健二郎
白州健二郎
待て!
川上憲史
川上憲史
ゾノだめだ!それは…
歯磨きを終え振り向き顔を見ると
前園健太
前園健太
い、郁也の方かいな…
郁也は、目つきが悪いまま何もなかったかのように食堂に行く
前園健太
前園健太
危なかったなー
ゾノはドキドキしている
白州健二郎
白州健二郎
朝は迂闊に手を出すな
川上憲史
川上憲史
一也の場合だったら、自分から声かけてくるから
前園健太
前園健太
そ、そうやな
同級生からだけではなく、先輩もにも知れ渡っているので、誰も朝から絡もうとはしない
もちろん、郁也は無自覚で不機嫌オーラを出している
※先輩への挨拶はしっかりしている
〜現在〜
倉持洋一
倉持洋一
てな感じたからお前も気おつけろよ
御幸一也
御幸一也
普段は、あんなやつなのに寝起きとかはだめなんだよな
倉持洋一
倉持洋一
一応、知らない奴ら多いかもしれねぇから一年にも伝えておけよ
沢村栄純
沢村栄純
わかりました!
御幸一也
御幸一也
よし、俺らは出ていくぞ
三人は静かに出て行ったが、その後伊佐敷のマッサージに捕まり大変な目に会うのであった

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