諸伏景光
諸「あなた、お待たせ。 ん?オレの妹に何か御用ですか?」
咄嗟に守るように前に立ってくれる。 相手が怯まず「アニキに用はねぇっ!」と言ってきても景光さんはにっこり笑顔。 ……だけど相手にしか聞こえないように小さく、冷たい声で言う。 「この子に関わんな」と。 その表情はスコッチ。 相手が恐怖で怯んだ隙に手を引いて連れ出してくれる。
「助けてくれてありがとう!景光お兄ちゃん?」
諸「ん"っ……!!咄嗟に兄妹のフリしたけどけっこう照れるな……!」
伊達航
伊「おーいあなた!探したぞ、勝手に行くなって言っただろ!?」
5mくらい先から声をかけてくれる。 実は少し前から様子を見ていて、困っていたようだったから声をかけたそう。 ナンパ相手は自分よりガタイが良く強そうな人が来て、ビビってこっそりその場を後にする。
「すごくしつこかったから怖かった……ありがとう航さん」
伊「おう、もし次もこんな事があったらすぐ逃げろよ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。