第11話

ep.10
894
2024/03/09 23:00






阿部side




阿「...んっ」




あのままふっかの家に泊めてもらって朝が来ました



あ、めめ...起きてるかな...





ガチャ____




まだ寝てる、か、



めめにちゃんと自分の考え伝えなきゃってずっと思ってる



寝室に入ってベッドの近くにあった椅子に腰をかける



めめの顔をふと見てみるとおっきな隈が出来ていて痩せた気がする



これも俺たちが原因だよな、





深「...っ、ぁべちゃん...?」



阿「ぁ、ごめん起こしちゃって」



深「んーん、めめは?」



阿「まだ寝てるよ、」



深「おれ先にリビング行っとくね」






めめと二人きりの空間、寝てるけど笑



よくあった事なのにいつもより緊張感があってちょっと心苦しい



阿「...めめごめんね...



目「......阿部くん....?」



阿「っあ、めめ、えっと、その」



目「おはようございます」



阿「あ、おはよう...」



阿部くん



めめにそう呼ばれたのはいつぶりだろう



俺にはいつもタメ口だっためめ



敬語だった



たった2週間、俺らにとってはただの2週間かも知れないけどめめにとってはとっても長かったのかもしれない



目「...阿部くん?どうしたんですか...?」



阿「...その、SNSの事なんだけど」



目「っ...」
  「...わざわざ目の前まで来て侮辱しに来たんですか、」



阿「いやっ、そうじゃなくて、、ぇっと、ごめんなさい!!」
  「めめがやってるわけない、なのにスマホ上の記事を信じた」
  「めめの意見もろくに聞かず決めつけだけでめめを虐めた」
  「ほんとに許されないことしたなって思ってるし許してくれってわけでもない」

目「いやです絶対許しません」



阿「っ、」



目「って言うとでも思いました?(笑)」
  「阿部くんは絶対俺のこと信じてくれるってずっと待ってました」
  「これからは頼ってもいいですか、?」



阿「もちろん...!泣」



めめはほんとに優しい



許してくれないかもしれないって怯えてた自分が馬鹿らしくなるぐらい



阿「めめっ、ごめんね、ほんとに、泣」



目「阿部ちゃん泣かないでよ笑笑」



阿部ちゃんって呼んでくれるだけでこんなに嬉しいことない





深「どう?仲直り出来た?わら」



阿「あ、ふっか、」
  「ほんとにありがとう」



深「よかった〜❗️」
  「はい、仕事行くよ❗️」







おれが謝っただけでまだみんなはめめの敵なんだってことを思い出すのはもう少し先








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