第3話

第二話
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2022/09/21 13:00
{センゴク視点}

「……だから、カイという男を少将として入隊する」

「そのカイという子はそんなに偉い立場なのかぃ?」

「……特に気にするな」

「……そのカイという少年は誰の下に着くんですかい?」

「……悩んでおる」

とりあえずガープの所には回せない。しかしっ!!常識のある人間なんて……

「ぶわっはっはっは!そやつを育てるのはワシじゃ!」

「お前ダメだっ!」

「じゃあ私が育てよう」

「おつるさん……。あんたの手を煩わせるよりこのサボり魔のストッパーのすりゃいいでしょう」

「ち、ちょっと!その子雷の能力なんだろう?ならボルサリーノの方がいいだろ!」

「……クザン」

「えェ……」

こいつのストッパーもあるが……カイのタッグであるあいつもこいつの元ならやっていけるだろう…。



「では、かいさ__


_バコンッ


『クソ仏ェェェェエエエェェ!!』……はァ…。」

『あいつドジ踏みすぎだろ!!なんでボクの制服まで燃やすんだよ!!!』

「か、カイ!今会議中だと…ぶへっ」

『コケんなァァァ!!』

「随分と顔が整ってるじゃないの」

「じゃかしぃのぉ」

「この子が例の子かぃ?」

『……え?』

胃が痛い。何故顔を合わせてこいと言った相手と共に海軍上層部の会議に乱入してくる事態になるのだ……。

『……帰る』

「え?」

『行くぞ"ロシナンテ"!!!』

「あ、待て_」

__バリバリッ

「……移動に能力を使うなァァァァァァァ!!」

「センゴク……」

「何も言うな。わかっている」

「俺じゃあアイツら抑えられる気がしねェけど大丈夫か?」

…………胃が痛い






『あ、焦ったァァ!』

「はや、速いんだよ!!」

コイツが誰だって?

遡ること数十分前



「今日はタッグと顔合わせをしてもらう」

『あー、あれね、うん』

なんだそのシラケた顔は。感電させてやろうか

『誰だっけ?』

「少将ロシナンテ。ワシの腹心の部下だ」

『ヘェ〜』

そんな重要な人ボクにつけていいのかね

「そろそろ来るぞ」


_来た!
随分派手な羽織ものをしているやつが

「遅れました!センゴクさ__ぶへっ!」

コケた

『ぅぇ?』

「イテテテ。あ、君がカイか?」

『あ、あァ』

「オレは少将ロシナンテ!よろしくな!」

「………仲良くしろよ」

『へいへい』

「了解です!」











さて、センゴクが出ていって………気まずっ!!


『あー、能力者か?』

「おう!オレはナギナギの実の無音人間だ!お前も能力者か?」

『ボクはネコネコの実幻獣種モデル白虎ってやつを食った』

「……ネコか」『虎だ!!』

『……お前どっか悪いのか?』

「…え?」

『いや、なんも無いところでコケるなんて中々ないだろ。仏も慣れてるみたいだったし』

「あァ……。オレはドジなんだ」

は?何言ってんだこいつ



って思ってた時期がボクにもありました。

『なんでお前タバコ吸ったら後ろのコートに火がつくような事態になるんだよ!?』

「アッチィ!」

『アッチィ!じゃねえ!!!』

疲れた。本当に。ボク何やってんだ…。


『っておい!ボクの制服に火をつけるな!!』

「あーー!!」

『次はなんだ!?』

「君やっぱり!」

『何が!』

「オレの命の恩人だ!」

何言ってんだこいつ?こんな奇抜なモフモフの付けたやつなんて中々忘れな…………


『ああああああああぁぁぁ!!!』

「思い出した?」

『お前死んでなかったのか!』

「酷っ!!」

『それよりも制服返せぇぇぇぇ!!』









ということがありまして冒頭に戻ります……。はァ…疲れた。




「……カイ」

『………はい』

「…何か言うことは?」

『申し訳ございませんでした』

土下座かましてやるよコノヤロウ
なんでボクが怒られるんだ…。ロシナンテのせいだろ

「……まあいい。クザンの部屋に行け」

『……は?』

「お前たちは今日からクザンの部下だ」

馬鹿かこいつ
Aulisu
Aulisu
ロシナンテ出てきましたね笑
ここから先はって前からですけどオリジナルストーリーが度々入ってきます!

カムイ ➾ カ"ム"イ ➾ カイ


次回もお楽しみに〜!!

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