第32話

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2018/12/01 05:00
*°過去の話*°

わたしたちの過ちは、

あの日カラダを重ねたこと。
サリナを欺き続け、カラダを重ね続けたこと。


キスマークは、
カナタのカラダにはついていなかった。

その話は、

サリナの嘘だった。

わたしとカナタの浮気の証拠を
掴むため、

カマをかけたのだ。

浮気相手はわたしで、

わたしがカナタを好きなんだろう。

ということを

見抜いていた。
サリナ
知ってるよ、

知ってたよ。

もういいよ。

2人で仲良く遊んでよ。


わたしは、一抜けするよ。
いつもこっそり待ち合わせしてた

公園。

声を荒らげて彼を責めたてている私に

届いたメール。


彼女は、全部知っている。
そのメールをみたわたしたちは

何もできず

立ち尽くすしかなかった。
そしてーーー。


それから間もなくして、


サリナは学校へ

来なくなり、

どこかへ消えたーーー。

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