あなた 「  え 、先輩も ？？  」

岩橋先生 「  こいつはただのサボりだから  」

廉 「  うあ ー 頭いてえ ーー  」

岩橋先生 「  棒読みすぎ  」

あなた 「  ふふ 、二人仲いいんですね  」

岩橋先生 「  まあね ーー  」

廉 「  俺と先生はただの先生と生徒じゃないからさ  」

あなた 「  えっ  」

岩橋先生 「  誤解招く言い方するな  」

岩橋先生は驚いてる私を見てふっと微笑んだ

岩橋先生 「  こいつ従兄弟なの  」

あなた 「  あ 、ああ 、そういうことですか  」

廉 「  ちょっとちょっと何想像したん ？  」

にやにやしながら廉先輩はこちらの顔をのぞき込む

あなた 「  べっ 、別に  ..   //  」

廉 「  顔赤いやん ーーー 可愛ええなあ 笑  」

岩橋先生 「  こら 、あんまり女の子からかうな  」

廉 「  は ーーー い  」

あなた 「  う 、寒  ..  」

岩橋先生 「  寒い ？ 暖房つけよっか  」

廉 「  そんな薄着やったらなあ 、そら寒いわ  」

すると先輩は自分が来ていたカーディガンを脱ぎ

私に差し出した

あなた 「  え 、あの  ..  」

廉 「  女の子は冷えたらあかんから 、着とき  」

あなた 「  でも 、先輩が  ...  」

廉 「  俺は多分そろそろ戻らなあかんから大丈夫  」

────               コンコン               ────

？？ 「  失礼します 、せんせ .. あ 、いた廉 ！  」

廉 「  なんだよまたお前かよ ーー  」

？？ 「  彼女に向かってお前って ！！  」

廉 「  はいはい 、可愛い可愛い美桜ちゃん怒ったら皺増えるで ーー  」

美桜 「  廉さいってえ ！！！  」

岩橋先生 「  はいはい 、今田ごめんね毎日  」

美桜 「  もう 、玄ちゃんもサボらせないで ！！  」

岩橋先生 「  ごめんごめん 笑  」

美桜 「  あ 、ごめんなさい 、体調悪い子居たんだ  」

廉先輩の彼女らしい女の子は私に気づいて声を小さくしてしゅんとした顔でこちらを見た

あなた 「  あ 、大丈夫です  」

美桜  「  ごめんね 、お大事に  」

ニコッと笑った笑顔は廉先輩とお似合いの可愛らしい天使みたいな笑顔だった

廉 「  美桜いくで ーー  」

美桜 「  マイペースすぎ  」

ぽかっと軽く美桜先輩が廉先輩の頭を叩くと

廉先輩が私に見せなかった優しい笑顔で頬にキスした

美桜 「  ちょ 、ば ーー か  」

廉 「  ばいばい玄樹 ーー  」

────               ガラガラッ              ────

岩橋先生 「  ったく 、いちゃつきすぎだよなああのカップル  」

あなた 「  仲良さげで憧れます笑  」

でもなんだろうこのモヤモヤした気持ち

私は廉先輩が残していったカーディガンを羽織る

廉先輩の甘い匂いが私の周りに充満した

────          ああ 、私好きだ          ────