第10話

放課後のダンス練習...
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2018/10/26 12:54


...放課後になった...
今から、裕乃とダンス練習の時間。
裕乃仕事の都合で一時間しか出来ないけど、精一杯頑張ろ..!!





裕乃 「あなた!行くぞー」


あなた 「...うん!!」





よーし、頑張って覚えるぞーー!!!!









裕乃 「そこで、ターン!」


あなた 「...!ぅわっ」





いきなりのターンでふらついてしまう。
体が重く感じる...だめだぁぁぁ!!!コケる..!!


――――...ドサッ!!!!





あなた 「っ...!!」


裕乃 「.....いってぇ...」





なんで、受けとめてくれたの...?





あなた 「ごめん!!ちょっとふらついちゃって...痛いよね、大丈夫..?」


裕乃 「俺の事より、あなたは?足とか挫いてないか?」


あなた 「私は無傷だよ、裕乃は...?」


裕乃 「いや、俺も大丈夫。少し休むか..」


あなた 「だ、大丈夫!練習しよ!」





時間まで、あと二十分。
...皆に迷惑かけないように休む訳にはいかないの。





あなた 「だめ、かな?」


裕乃 「あなたがいけるなら..」


あなた 「ありがとう!じゃあ、続きお願いします!」


裕乃 「おう。」









裕乃 「...よし、終わりー!」


あなた 「はぁ、はぁぁぁぁ...!」


裕乃 「お疲れ。頑張ったな」


あなた 「...かなりね...」


裕乃 「仕事、行きたくなくなる。」


あなた 「なんでよ...!!?」





またでました。
裕乃のハグ...これ恥ずかしいから控えて欲しい...!





あなた 「ちょっと、裕乃?!」


裕乃 「...充電中。」


あなた 「汗かいてるから、やめた方がいいよ...!」


裕乃 「あなただったらなんでもいい。」


あなた 「わ、私だって...!......裕乃だったらなんでもいいよ..?」


裕乃 「っ!..もーーー...そういうの本当にずるいわー」


あなた 「裕乃だって、だいぶずるいからね?」


裕乃 「俺はずるくないですー」





...こいつ...!
え、ずるいと思うよね?ずるいよね??

さりげなくキュンキュンすること言うしさ、こうやっていきなりぎゅーってしてくるし?
...心臓がもたないよ、ほんとに!!





あなた 「お仕事頑張ってね、行ってらっしゃい。」





背中に手を回して二回トントンとたたく。





裕乃 「頑張るわ、あなたは帰り気をつけろよ?」


あなた 「はいはい。じゃあね!」





カバンを持って体育館から出ていく裕乃の背中を見つめる。
...もうちょっとだけ、一緒に居たかったなぁ....なんて。

明日もダンス練習あるから、皆の足を引っ張んないように頑張ろ...!!









てか、裕乃って私のこと...どう思ってんのかな?

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