チュンチュン
次の日目を覚ますと時刻は昼の12時を下回っていた
適当に支度を済ませ、足早に家をたち会社へと向かう
部長がフレンドリーな人で本当に良かった…
隣の渋谷本社の部長なんて一分遅刻しただけで残業確定の仕事を追加してくるって聞いたことあるのに
俺本当にこの会社で良かった…
俺フラグ立てるのうますぎないか?
はっはっはっと軽快に笑いながら部長が言う
…いや、全然断ってくださいよ!?
デスクに着いたものの、衝撃すぎて仕事が手つかずの状況だ
怒ったるぅとくんに右頬をぐいーと引っ張られる
〜昨夜の回想〜
俺が高1のときに登場高3のさとみくんと一時期お付き合いしていたことがある。
まぁさとみくんが高校を卒業する間際に俺のことを振ったんだけどね
お陰様で今大変気まずいわけですよ
俺が笑顔でそう言うとさとみくんも柔らかく笑い返してくれた
…イケメンの不意打ち笑顔はやばい
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!